すべての夢のたび。

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倫理って結局


最後まで読んでしまったけどこれといって面白い問題はなかった感じでした。

ていうか似たようなのばっかり。こういう問題ってもっといろんなパターンを考えられるものだと思っていたけど、どうもそうじゃないみたいです。だいたい同じようなものに収束してしまうらしい。

最終的には「大きな善のための小さな悪は許されるか?」みたいなところに落ち着く。もしかしたらこの1パターンしかないんですかね。あとはその善やら悪やらの質や量で、個々の判断が決まる、みたいな。

118: 名無しさん@おーぷん 2017/12/27(水)00:50:11 ID:Uya
せっかくなので倫理学の学説についてちょっと紹介すると
功利主義とカント主義という伝統的な対立がある


功利主義は、「不幸に対する幸福の割合を最大化せよ」と説く
だからトロッコ問題では、1人を犠牲にして5人を救うことが勧められる


カント主義では、たとえ多数の幸福のためでも1人の権利を侵害することは許されないと説く
だから1人を犠牲にすることで1000人が助かるとしても、誰もその1人を犠牲にすることはできないと考える


第4問の交通事故と魔神では、功利主義者なら取引に応じるし、カント主義なら取引は断るだろうね


第4問は、「日本は毎年交通事故で4000人死んでるけど、毎年500人の生贄を差し出せば交通事故死者をゼロにしてやるよ」と魔神が持ちかけてきたら?というものでした。まぁトロッコ問題と同型ですよね。


ぼくは功利主義的ですね。でもトロッコ問題への答えの究極はこうなんじゃないでしょうか。「5人を助けるためにポイントを切り替えて1人を犠牲にする。ただしもしその1人が私だったら切り替えるのは止めてくれ。また切り替えるのは誰か他の人がやってくれ」。虫が良すぎる? でもふつうの人って口にしないだけでわりとこんな感じじゃないですか?