すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

100%死に至る


これはダメなやつですなぁ。しかし考えた人は頭がいい。失敗(?)しても、クライアントは死んでるので訴えられませんからね。

以前読んだ人体冷凍保存の告発本みたいなのに書かれてたのは、脳を冷凍すると水分が膨張して細胞膜が壊れ、決して元には戻らない、というものでした。それどころか凍らせてヒビ入った脳もいっぱいあったらしい。まぁそれすら元に戻すことができるすごーい技術ができる遠い未来まで冷凍保存しておくみたいな理屈もあるようですが。いやー、それまで会社あるのかな。数百年後か数千年後か。なんかわからん脳入った金属の缶が発見されても未来人にしたら燃えるゴミなのではという気がします。


でも今回のはちょっと理屈が違うのかも?

私たち人間の脳は1000億個以上のニューロン(神経細胞)が複雑に絡み合い、巨大な神経回路を構成しています。そして、神経同士の1兆を超えるつながりをまとめて地図のように表したものを「コネクトーム」と言います。

The Brain Preservation Foundationの理事長で神経科学者のケン・ヘイワース氏は「脳が死んでいても、それはコンピューターの電源が単にオフになっているようなもので、情報が脳から失われるという意味ではない」と語っているように、意識の基となるであろうコネクトームは死んでもなお保存され続けます。


つまり、大事なのはニューロン同士のつながり方であると。それを将来的に電脳空間内で再現することで復活するのだ!ってロジックらしいです。

いやまぁ、新手の詐欺かな(笑)って思いますけどね。へーなるほどね、と思える程度に頭のいい人を対象にしたやつ。コンピュータ内に人間の意識を移すことができるようになる遠い将来まで、とりあえず脳を保存しとく、って話らしい。なるほどなるほど。構造をスキャンする技術はまだない。意識を再現する技術もまだない。しかし保存技術だけはできたのでお金頂戴、ってことらしい。

最後にひかえる哲学的な問題はどうすんですかね。コピーは自分なのか?っていう。そういうの気にしない人向けか。