すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

記憶の移植


読んだけど、これ記憶の移植じゃないんじゃないですかねー。

研究チームはジャンボアメフラシを複数体用意し、「刺激を与えるグループ」と「刺激を与えないグループ」に分けた後、刺激を与えるグループのアメフラシの尾に定期的に刺激を与えるようにしました。このグループのアメフラシは当初、一度の刺激で数秒間程度しか防御姿勢を取らなかったようですが、刺激を与え続けた結果、一度刺激を与えただけで約50秒間にもわたって防御姿勢を取り続けるようになったと報告されています。

次に研究チームは、防御姿勢を取るようになったアメフラシからRNAを採取。そして、刺激を与えないグループのアメフラシの首にRNAを注入しました。すると、RNAが注入されたアメフラシは、これまで一度も刺激を受けたことがないにもかかわらず、刺激が与えられただけで40秒間防御姿勢を取ることが確認されており、RNAの移植により記憶が移植されるということが実験によって示されました。


これは遺伝、獲得形質の遺伝のようなものなんじゃないでしょうか(獲得形質の遺伝があるのかどうかはともかく(笑))。もしくは進化とか。このアメフラシの子孫も多分同じような行動を取るんじゃないですかね。

って考えると実はそのあたりの概念ってすごくあやふやなんじゃないかって気もしてきました。「体が覚える」というのはほんとに脳ではなく体が覚えてたりして。

あと思ったけど「刺激を与えると防御姿勢を取る」って、そもそも行動として当然すぎて実験に適してない感じがしませんか。記憶したのではなく、本能が強化されただけなんじゃないかみたいな。もっとこう複雑な……ってアメフラシになんかそういう難しいことができる気もしない。迷路の分かれ道の先にアメフラシの好きな海藻と嫌いなそれ置いといてどっちがどっちか覚えさせるとか?

このあとマウスでもRNAで同じ実験をやるらしいです。そこでほんとに記憶が移植されたらまた考えます。