すべての夢のたび。

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鏡に映る自分は自分か


動物が鏡に映った自分を見て「誰やお前」みたいに攻撃的な動作を取る動画とか、見たことありますよね。イヌとかネコとか賢いとか思うんですけど、それでも鏡に映っているのが自分だとは認識できないらしい。

 地球上で、人間以外にこのミラーテストに合格したのは、知能が極めて高い類人猿やイルカ、ゾウ、そしてカササギだけである。だが最新の研究結果は、自己認識が恒温動物の哺乳類や鳥類だけの特権ではないかもしれないことを示唆している。

突然のカササギ(笑)。どこの研究者が「カササギならいけるかも……!」って考えたんですかね。そして今回、なんと魚、ホンソメワケベラって魚も鏡に映った自分を自分と認識できるとわかったらしいです。

でもこれ。この話にこれまで、ぼくはなんか哲学的な意味を見出していたんですね。自己の存在。自我の有る無し。知能の高い動物にはヒトと同じような「自分」という意識があるんじゃないかって。でももしかしたらあまり関係なくない?って思いました。カササギや、ましてやお魚さんまで鏡に反応するって。

もしかして鏡、関係ないんじゃないかな。たとえば、ぼくらとか、ぱっと手を見てなんか付いてたら(泥とかインクとか)落とそうとしますよね。落とすのに鏡を見る必要はない。そもそも手を見る必要さえない。なんか痒かったら掻きますよね。その手は自分の手です。その手が自分の手だってわかるのは、もちろん自分の体から生えてるように見えるのもあるんですけど、自分が動かそうと思うと動くから、ってのが大きいと思います。これが自分の思う通りに動かないと自分の体の一部ではないって感じる。正座して足とかしびれたとき、そうじゃないですか?

鏡は関係なくって、自分の思う通りに動いてるものは自分の一部と認識してるだけなんじゃないでしょうか、という気がしました。例えば全身を映す必要はなくって、オランウータンを箱に入れて首だけ箱から出して、手をカメラで撮影してモニタに映したものを見せても彼は「あっこれ俺の手やん」って認識できると思う。なんか、それだけの話だったりしませんかね。

……もしかしてこれ最初からみんなそういう話してました??? オランウータンは鏡に映る自分が自分とわかるらしいぜ!って話聞いて「意識とは……」「自我の目覚めとは……」みたいなこと考えてたのはぼくだけみたいな?