すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

対決! Timedomain mini

株式会社タイムドメインという、素晴らしくいい音のスピーカを作るメーカーがあります。ここんちのスピーカについては以前紹介文を(アジ文の練習として)書きましたので、どんなものか知らない人は読んでみてください。


さて、タイムドメイン社のQ&Aに、かつて富士通FMVにOEMで(オマケで)付属していたミニといま売ってる(ちょっとお高目な)ミニは何がちがうのか?という質問があります。これに対する解答が、まぁいろいろあるのでしょうけど、いささか歯切れが悪いものとなっています。ぼくらが聞きたいのはそんなんじゃないやい。そこで──


050529TDmini.jpg


こんな感じで。大人の事情とかはこのさいおいといて、真偽善悪美醜の彼岸へむかって子供のごとく突っ走っていきたいと思います。富士通ミニは以前アキバに大量に出回ったときに買ったものです。いくらだったかな? 安かったです。本家はアマゾンで買ったので定価の15%のクーポンが付きました。


実験方法はこんな感じです。富士通ミニ(F)と本家ミニ(T)を、セレクターを介して電池駆動のポータブルCDプレイヤーにつなぎました。最初は左右のスピーカ間の距離を同じにしようと思い、FTFTといった順番で並べたのですが、これだと切り替え時にセンターがずれるため、さらにFTTFとTFFTの配列を試しました。試聴時には、スピーカ間の距離はもっと大きく開けてあります。スピーカの背後にあるモノは音質には影響はないはずなので(たぶん)、軽く無視してください。

試聴に使用した曲は、Funczion Soundsの新譜『Noise』より1曲目の“Without you”です。イントロのピアノから、ベースとドラムが入ってきて、やがてギターとMaricaさんのボーカルが出るまでの間、セレクターでFとTのスピーカを何度も切り替えて聴きくらべます。これを何十回か繰り返しました。それから、他のアーティストのCDを同様に何枚か試しました。

そして結論は「音、いっしょ。引き分け」です。

前にどこかで「音が違う」という記事を目にした気もするのですが、素人耳にはまーったくわかりません。FとTのスピーカを同じ位置に置けない以上、切り替え時にほんのわずかに音が変わるような感じを受けます。それを避けるためにスピーカの角度を調整したり、頭の位置や向きを何回か変えてみましたが、途中でバカらしくなって止めました。そこまでしないと音の差がわからないのだったら、つまるところ、実用上は音の差はないってことです。もしわたしがミニをまだ持ってなくて「試聴して好きな方持って帰っていいよ」って言われたら「どっちでもいい」と答えます。


ちなみに、Timedomain miniの少し上が欲しいなぁ、って方は富士通テンのEclipse 307を考えると思います。うちにもあるんですけど、これ、低音がミニより全然出ません。結局サブウーファの316SWも買うことになりました。これで音的には満足してるんですが、総額で508よりも高いし、やっぱフルレンジ一発でなきゃタイムドメインじゃないよなぁ、って気分があるのも確かです。まぁ最後には、うっかりYoshii9を買うんでしょうけどね。そしてギャルゲーですか? しまいにゃ怒られるぞ。


TIMEDOMAIN mini

TIMEDOMAIN mini