すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

みんな大好き無断リンク

うーん。まさか20日のエントリがブクマされるとは思わなかった。書き流した記事ほどブクマされるのはなんの法則なんですか。せっかくなのでもうちょいちゃんと書いてみます。でも無断リンクに関してのぼくの考え方は基本的に以前からなにも変わっておらず、今回あらたに付け加わったことはありません。


まず思うのは、20日にも書いたとおり、「ポイントがずれてる」ってこと。じゃ、いきなりですが法律で無断リンクが禁止されたことにしてみましょうか。

  • 無断リンク禁止法が施行される。
  • 法に反する恐れがあるので、ブラウザが自サイト外へのリンクのAタグを解釈しなくなる。
  • 他サイトのURLが、単なる文字列として書かれるようになる。
  • 仕方ないので、みんなURLをアドレスバーにコピペする。
  • そのうち誰か、URLっぽい文字列クリックでジャンプするスクリプトを書く。
  • 無断リンク禁止派から文句が出る。
  • HTML上にURLを書くことが禁止される。
  • どっかの新聞社みたく、URLが全角で書かれるようになる。
  • 仕方ないので、みんなそれを見てURLをアドレスバーに打ち直す。
  • そのうち誰か、全角を半角に(略)スクリプトを書く。
  • 無断リンク禁止派から(略)。
  • 全角で書くのも禁止。言葉で「誰々のページのどこそこにナニナニがある」と書く。
  • 仕方ないので、どうにかしてサイトを探して手動アクセスする。
  • 禁止派から(略)。
  • ほのめかすのも禁止。
  • 「メールくれたら面白いこと教えてあげる」
  • 文句。
  • 禁止。
  • いつまでやんのかと。


禁止派は、無断リンク自体が嫌なわけじゃないわけですよ。じゃーリンクしますよと告げてからリンクすればいいのか?って言うとそうじゃなくて、「審査」の結果「NG」を言い渡されることもあるわけでしょう。それを、いつまでも「無断リンク」とか言ってっから、反禁止派から「そもそもインターネットとは」とか、そんなの10000回も聞いたわって話をまた聞かされるハメになるのです。よくもまぁどっちも飽きないわね?と思う。そろそろ新しいフェーズに入っては如何かと。


他にもあると思うけど、「無断リンク」が嫌と思われる理由は、主には2つ考えられます。

  1. 否定的な記事を書かれて晒されるのが嫌だ。
  2. こっそりやってるのに不特定多数の目に触れるのが嫌だ。

どっちも、まぁ、ある程度はあきらめろよ、ってことになっちゃうんですけどね。残念ながら事実として、「無断リンク禁止」を言い出す人たちは、「インターネットのしくみ」自体に詳しくないことが多いのはたしか。無断リンクとか言われてるものは、現状防ぎようがなく、おそらく今後も「誰もが満足するかたちで完全に防ぐ技術」は出てこないので、どこかで妥協するしかない性質のものなんですが。それくらいは、ネットを使う以上、学び知っておくべき事項かなぁと考えます。

1番が嫌なひとは、ほんとに自分が望んでいることをいっぺんきちんと紙に書き出してみるべきでしょう。「多くの人からリンクされたい。でもその内容はほめるものであってほしい。けなす記事からのリンクはいらない。というか、リンクは関係なくて、けなす記事は書かれるの自体がいやだ」 だいたいこんなとこでしょうか? では声に出して読んでみましょう。どう? 思うに、「世界」に触れるのに無傷でいたいってのはちっとナイーブ過ぎんじゃないかな、と。閉じていることもできるんだから。他人に期待されても。

2番はちょっと微妙。理解できる部分もあるので。仕事しててふだんは言えないようなことをこっそり書いてるのに、知ってる人が見に来るようになったら書けなくなっちゃう、とかね。逆に、アクセスする立場から言うと「ほんとに静かで居心地のいいカフェはネットでは検索できない問題」みたいなものになる。それ書いちゃうと、人が来ちゃいますから。不確定性原理? 「ここ面白いよ!」って書きたいblogもあるんですけどねぇ。これもなかなか解決策は浮かばない。


で、結論はありません。いいかげんにしろと言いつつこんな記事を書いているくらいだからぼくもまだ飽きてないんでしょう。もーちょっと「みんな」が先へ進んだら、また新鮮な視点も出てきて、考えを深めることができるのかもしれませんけど。見ている限りでは相変わらずの繰り返し繰り返しみたいですね。