すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

フィギュアかけ族

『嫌オタク流』を半分読みました。51ページより引用。

中原 あと、アイコラはフォトショップの練習として作ったことがあるけど。
海猫沢 練習としては間違っていない。楽しかったですか?
中原 楽しかったけど、すぐに飽きた。
海猫沢 それは人形遊びと同じですよ。自分の掌の中に人体があるような。で、最終的にはその人形にブッカケですよ。新しい2.5次元コミュニケーション!
中原 ……そういうのに課金できないですかね。
高橋 課金!?(笑)
中原 一ブッカケにつき250円とか。税収に結びつけるために。
海猫沢 絶対に払わない(笑)。みんなやってないのかな? オレだけなのかな……。
高橋 それはSF的なファンタジーですね。巨大化した自分が小さな女に大量の精液をかける、みたいな。
中原 ということは、他人の家にあるフィギュアの臭いは嗅いじゃいけないのかな?
海猫沢 それは危ないですよ。あんまり触らない方がいい(笑)。
高橋 精液がフィギュアの関節の隙間に入ったりしないんですか?
海猫沢 する。小さいリカちゃん人形で“リカちゃんヴィネット”というのがあるんです。大嶋優木さんが作っているやつ。その人形はどこかにクリームや泡がついていて、どう見ても精液なんですよ。大嶋さんは意識的にやっていると思うんですけど。
中原 なるほどなあ。

やってないよ! やってない。やってんの? してるのか? どうなんでしょうそれ、そういうの、いまどきはふつうなの? この本前半は「中原昌也+高橋ヨシキ」×「海猫沢めろん」なんですけど、どうも、海猫沢氏が、ちょっと痛ましい人かなぁ。中原高橋の2人が、オタクってどうなってんのアレとかソレとか、って聞いて海猫沢氏が「オタクはこう考えてるんですよ」と答えるわけですが、ええ?そうかぁ?みたいなんが多いというか。居もしないオタクについて語られてる感じ。でもそうでもないのかなぁ。最近のオタクはここまで進んでるんですか?(病状が)

深い考察までは辿りつかないオタク批判と、オタクをネタにしたバカ話(「課金」とか)がとりとめなく続く感じ。そういうのも好きなのでそれなりに面白かった。後半は2人×更科修一郎氏だからまた違いますねきっと。先に見ちゃったけど中原氏の「おわりに」がいい。うまいよなぁ。