むかしのMacのゲームで、「アイコンを並べて宇宙人と会話する」ってのがありました。むかしというか、ひどいむかし。そして「ありました」ってもプレイしたことはないんですが（5000本しか売れなかったらしい）。なんて名前だったかなーって検索しまくって、やっと見つけることができました。
Trust and Betrayal - Legacy of Siboot
Chris Crawford氏の作品です。"Balance of Power"の、と言えば聞いたことある人もいたりする？（日本語版もあったはず）
"Trust and Betrayal（信頼と裏切り）"も、まぁ画面のキャプチャー見ても全然ゲームには見えませんね。右下の枠にアイコンを並べて宇宙人となにやら交渉をしていくのです。上から4枚目のキャプチャーのアイコンの並びを見ると、なんとなく会話が見えそうな気がしませんか？「ピンクっぽいヤツ（自分。自分も宇宙人）は黄色いヤツに伝えたい。黒いヤツが黄色いヤツを攻撃しようとしている」みたいな感じ？ んで相手の感情はその左側の「表情」で示されるという。
なんでこんなのを思い出したかというと、なんというか、最近の自分の書いてる文章はこれに近づいてないか？という気がしてきたので。たぶん、読んでくれる側（あなたですよ？）が一生懸命耳を傾けてくれてるからじゃないかなぁと思うんですけど、丁寧に論理を積み重ねなくても（っていうかそういうの苦手だし）、イメージ／シンボル（を内包した単語）を並べるだけでなんだかおおむね通じてる気が、すごくするのです。文章力が落ちそうだ。自分がそもそもページが表示されて一面にどっちゃり書いてあるエントリは速攻パスする人なんですが、「言いたいこと」の総量としては少なくても（あ、こうやって「カッコで囲む」のがイメージ／シンボル化なんだ、といま気づいた）、コンパクトで密度が高い文章のほうが好みかなぁと。長さ10言いたいこと5で密度0.5より、長さ5言いたいこと3で密度0.6のほうがよくない？みたいな。例が悪かったのでたいして変わんないような感じですね。
