すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

進化についての不思議なところ

以前一回書いたのですが、あまりうまく伝わらなかったような気分があったので、また書いてみる。


進化 - Wikipedia

進化(しんか、英:evolution)とは、生物の遺伝的形質が世代を経る中で変化していく現象のことである。

遺伝現象は、生物において子が親と同じ形質を持つことを証明したが、にもかかわらず長期的視野では生物はその形質を次第に変えてゆくものと考えられている。たとえばヒトは類人猿的動物からいくつかの中間段階を経て現在の姿になったと考えられている。このような変化を進化と言う。


とまぁ、ここに引用した通り、ふつうは遺伝というものは親と同じ形質を子供に伝えていく。でも、ときどき遺伝子に変異が起こって、親とはほんの少し違う特徴を持った子が生まれる。そしてそういうのがいっぱい積み重なって、生物は別の「種」に"進化"したりする、と。異常に大ざっぱですがこんなところですか?

ぼくが不思議に思ってるのは、「なぜこの遺伝のしくみ自体は進化してしまわないんだろう」ということです。

よく実験で、生物Aのなんたらいう遺伝子を生物Bに組み込んだらどうたら、というのをやっていますよね。ホタルの発光遺伝子をラットに組み込んだら光ったとか、殺虫毒素を持つ微生物の遺伝子をトウモロコシに組み込んで害虫を寄りつかなくするとか(これはもう「実験」じゃないけど)。

そういうことが可能なのは、生物Aと生物Bで、遺伝子を解釈するしくみが同じか非常に近いからですよね。遺伝子で表現されているあるコードに対して、解釈系が同じ結果をはき出して同じ何かを作り上げるので、そういうことができる。

でも、昆虫とほ乳類とか、微生物と植物とか、そんなに生物学的分類が離れたものどうしであってもこんなことが可能だということは、このしくみ自体はそうとうな古い時代にできたものだ、ということですよね? それが延々と現在まで継承されてきている。ということは、生物の中には、時を経ると変異して変わるところと、ずっと変わらないところと、両方があるということになります。なぜ、遺伝のしくみは変わってしまわないんだろうか?

「遺伝のしくみが変わる→うまく遺伝(生殖)できない→死ぬのでそのしくみは残らない」から、という答えはあるかもしれません。けれども、水やら鉱物やら酸素窒素二酸化炭素やらは遺伝のしくみなんか持っていないわけで、今まで存在しなかったものが、ある時点からできたわけです(それを"生物の誕生"と呼ぶのかもしれませんが)。しかしこんな複雑で見事なしくみが、いきなりできたんだろうか? やはり最初はもっとかんたんなしくみがあって、それがだんだん?"進化"していって、今のしくみに近いモノができ、それから(なぜか)数十億年そのしくみは変わらず維持されてきてる、ってことなんだろうか。


などと書いてみたものの、不思議に感じてる部分が伝わるかどうか心配です。なんかの概念の捉え間違いか、単なる勉強不足ってこともある気がします。○○嫁、とかご教示いただければ幸いです。