梅雨ってどうしちゃったんだっけ?というようなギラギラした天気(梅雨明けが発表されたらしい)。ちょっとした用事で加野瀬氏と会う必要があったのだけど、せっかくなんでどうですか?と誘ってもらい、「電書フリマ」のイベント会場で待ち合わせることになった。会場は青山通り沿いのカフェで、ちょうど渋谷と表参道の真ん中あたり。表参道駅で降りて歩くがもう日差しが厳しく汗が滲んでくる。
カフェの場所をGoogle Mapで調べたら、以前革カバンをオーダーしたHerzのすぐ近くだったので、待ち合わせより少し先に行って覗いてみることにした。近所に3店舗あってそれぞれ商品傾向が異なる。新作のiPad用カバンがあるということで見せてもらったけど、ほんとうにそれしか入らないようなサイズで、仕事なんてこれひとつあれば充分ですよ、そう、iPadならね……みたいな人でないと無理だと思った。聞いたらインナーバッグも作ってるらしいのでそっちに期待することにする。
やがて予約時間が来たので電書フリマに行ってみる。会場が狭いので訪問時間帯別の予約制になっていた。と言ってもフラっと来て買うのもまぁOK、って感じだったらしい。
怪しげな暗い階段を降りると、もともと20席もないカフェは移動もままならないほど人で溢れている。コピーを数枚綴じたカタログを渡されたが、そのことによってやっとこの人はどうやらスタッフ側の人らしい、とわかる。奥にサンプル(紙に出力したもの)もあります、とのことだったけど、ゆっくり見てはいられないような状況だった。買うものは事前にwebでチェック済みだったので買ってしまうことにする。会場外に案内されるので着いていくと近くのスタバのオープン席だった。iPadのevernoteの欲しい書名のメモを見せ、ノートPCになにやら入力してもらう。と、ちょっとしてiPhone/iPadにメールが届き、電書のダウンロードが可能になっている、という仕組み。10冊以上買うと1冊100円、ということなのでいっぱいチェックしてあったのだけど、ちょうど20冊で2000円だった。
加野瀬氏はやや遅れるということで、また会場に戻ってもアレなので再度Herzで革カバンを物色。それなりの値段で長く使うものだし選ぶにも慎重になる。普段使いのものもひとつ欲しかったのだけど今回は見送ることにした。そのうち加野瀬氏から連絡が入ったので会場に戻る。混雑は相変わらず。氏が知人に会ったり本を買ったりするのを待って会場を出、スタバに行き、冷たいものを頼んでひと息つきつつ雑談。電書と電書プレイヤーの未来について語り合う(ちょっと嘘)。最近の加野瀬氏の電子書籍への関心の高まり具合からして、大判フルカラー印刷が売りのルビコンハーツもそのうち電書出すフラグが立ったのではないか、と勝手に期待することにする。
表参道駅まで歩いて氏と別れる。このあと東京芸大上野キャンパスで行われる前島賢さんの講義「セカイ系という想像力」を聞きに行くとのことだった。ぼくはいつものとおり神保町だ。バーチャル本からリアル本までは半蔵門線で一本である。
そして神保町はワンピースカーニバルというイベント一色になっていた。あちこちでグッズを売ったりスタンプラリーをやったりしており、普段この街で見かけないような層の人(簡単にいうと本とか読まなそうな人)でいっぱいだった。集客力すげえ……とか関心しながら、電書フリマで時間を取ったので急いで見て歩くことにする。さっさと本買って秋葉、読んでる時間もない。秋葉もまた結局ヨドバシだけを見た。iPadの予約カウンターが相変わらず12席もあり、結構埋まっている。どうやら本当に売れているらしい。このペースで売れるんなら1年もしたらいろいろ状況変わるかもなーと思う。
あとは岩盤浴行って飲んで帰宅といういつものコース。3連休だし、とか思って油断して飲み過ぎてしまい、コンビニで買い物して家に着いて買ったものを冷蔵庫に入れて椅子に座るなり寝てしまい、起きると4時間経っていたという。
さて今日買ったものですが。
- 作者: ヴィクトルペレーヴィン,尾山慎二
- 出版社/メーカー: 群像社
- 発売日: 2010/06
- メディア: 単行本
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うすよごれた地上の現実がいやになったら宇宙に飛び出そう! 子供の頃から月にあこがれて宇宙飛行士になったソ連の若者オモンに下された命令は、帰ることのできない月への特攻飛行! アメリカのアポロが着陸したのが月の表なら、ソ連のオモンは月の裏側をめざす。宇宙開発の競争なんてどうせ人間の妄想の産物にすぎないのさ!? だからロケットで月に行った英雄はいまも必死に自転車をこぎつづけている! ロシアのベストセラー作家ペレーヴィンが描く地上のスペース・ファンタジー。
先週三省堂に行ったときに目について、なんだこりゃ面白そう、と思ったのだけど平積みに戻してしまった。その後三省堂のツイッターの人がプッシュしていたので、あー久しぶりに勘が働いたのに信じて買ってくりゃ良かったなーと後悔したという。近所では売っておらずやっと買った。アマゾンのレビューも高評価。
- 作者: 諫山創
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/16
- メディア: コミック
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ついに2巻来た! でもまだ読んでない(笑)。秋葉の有隣堂でも大々プッシュ状態だった。
素晴らしい世界〜浅野いにお初期オリジナル作品集完全版〜 (サンデーGXコミックス 10YEAR’S CHRONICLE)
- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/07/17
- メディア: コミック
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お買い得感に負けて購入してしまった…。以下アマゾンから転載。
浅野いにおの原点を辿る1冊。ギャグから18禁まで。
今、もっとも旬な若手マンガ家浅野いにおの原点はギャグだった?
心に響く名作『素晴らしい世界』は掲載時はSFだった?
ま、ま、まさか!こんなもん描いて18禁?
GX新人賞から飛び出した浅野いにお氏。
当初不定期連載だった『素晴らしい世界』は単行本最終話が実は第1話。しかも雑誌掲載時はSF難病モノだった!
今、読み比べたら面白い!当時の雑誌掲載時のまま、掲載順に特別編纂した『素晴らしい世界』!
単行本描き下ろしエピソードを除く2冊分が、一挙にこれ1冊で読めてしまう上、創刊10 周年を迎えたGX編集部の夏の風物詩「うらじぇね」(コミケ会場限定有料小冊子=オバカなプロ編集者たちが悪ノリして作った小学館禁制同人誌)に収録されたスピンオフ作品を収録。
さらに某携帯会社に頼まれた広告漫画も収録!
浅野いにおの白歴史、黒歴史が読めるGX編集部創刊10周年記念のシリーズ本がついに日の目を!
これはもう今しか、アナタしか、読めない……都市伝説的記念本です。