すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

青少年(笑)健全(笑)育成(笑)

過激な性行為を描いた漫画やアニメの販売などを規制する東京都の青少年健全育成条例の改正案について、都議会総務委員会が13日午後、開かれた。民主、共産など3会派が意見を述べた後に、賛成多数で可決した。

改正案は強姦や強制わいせつなど刑罰法規に触れるか、近親者同士の性行為を「不当に賛美・誇張」して描いたものを規制対象とした。


可決されなかったらもちろんいいし、されても別にいい。そんな気分でした。以前持っていた怒りはどこへ消えてしまったんだろうか。あ、低レベルな発言を繰り返す石原・猪瀬(最近もう呼び捨て)に対する怒りはありますけどね。老人ども。若者の奔放な性が妬ましいのですか?

推進派も反対派も、本音を隠して理屈ばかりこねますよね。ていうか、イヤとかキライとかキモイとか、そういう感情からきているものを論理で処理しようってのが、しょせん無理な話です。ぼくだって、たとえばオウムの施設が近所にできますわ、なんてことになったら、向こうの話も聞かずに反対しそうですしね。そう考えると、推進派の気持ちもなんとなくわかる。一方反対派は、相手はそういう変なのにハマっちまったような奴らなんだから、カルトから連れ戻す的な実力行使は無理としても、なにかロジックじゃないアプローチが必要だったんじゃないかと思います。

表現の自由云々は、あまりピンとこないですね。そいつを語ってる人の大半は建て前と感じます。それに、訴えたい・伝えたいものがある人は、規制の有無にかかわらず描く/書くような気がする。今だってそうしてるんじゃないのかな。ぼくとかは表現の自由以前に、そもそも生まれてから今日まで「自分がほんとうに話したいと思っていることについて誰かと話せた」って実感を伴う経験が一度もないですからね。なにそれおいしいの状態。

まぁでも、なんですかね。これからどう変わっていくんでしょうね。それを見たいって気持ちはあります。理想は、これを機に出版の電子化が一気に進むこと(ついでに同人誌も)。もう東京じゃ無理だわ!ってことになってオンラインへ移行。でも現実は、自粛が進んでいろいろじわじわつまんなくなってくる、その辺ですかねー。そして多分、一部の推進派が懸念していたような事柄については、相変わらずなにも変わらないということになる。まずちゃんとした性教育をやんなきゃだめですよね、この国は。