すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

USBケーブルで音は変わるのかね?

答えは「変わる可能性がある」です。

今日は朝からDimension09でいろいろ聴きつつ、「PCオ-ディオfan2 (MOOK21) (MOOK21 AUDIO BASIC)」を読んでいまして、気付いたらもう夕方になってた。で、この本、後ろの方にUSBケーブルのクロスレビューが載っているのです。安いもので1m数千円から、高級品は数万円のものまであり、レビュアー2人が11本のケーブルを聴き比べて、それぞれについて音質を云々語っている。ほんとなのか!すげえみみだな!と思うところもあるのですが…。

で、こういうオカルトな話をしてると、デジタルなのに音が変わるわけねーじゃん、というふうに言われるわけですけど、CDでは音が変わることがハッキリしてるんですよね。理由は、データの読込時にホコリやらキズやら盤面のソリやらレンズの汚れやらでエラーが起きることがあるから。訂正できない規模のエラーが起きるとビットが化けて音が変わってしまう。それに、エラーで再読込をする時にピックアップのサーボモーターを動かさなくてはならず、その辺の駆動電力がアナログ回路のほうに悪影響を及ぼしたりするらしい。

そんなわけで、デジタルなはずのCDで音が変わってしまう理屈はまぁ納得できました。しかし、CDをエラー訂正ありで完璧にリッピングしたデータ、それをUSB-DACに送る時にも、ケーブルによって音が変わってしまうというのです。当たり前ですが、どんなUSBケーブルを買ってこようが、外付けHDDのデータが化けたり、デジカメの写真にノイズが出たりなんてしません。なのになぜUSBケーブルによって音が変わるのか? 今度こそオカルトか?

理由はシンプルでした。「USB-DACで主流となっているアイソクロナス転送では、エラー訂正を行わないから」だそうです。そりゃ、ノイズでビット化けたら終わりますよね。とは言え、そいつがレビューで聴き分けできるほどの"音質の差"となって現れるのだろうか?とは思いますが…。

もうひとつ、ぼくの使ってるUSB-DACは内部でクロックを生成しているのですが、これもUSBバスパワーの電源品質が悪いとクロックが揺らいでしまい、それが音に出てしまうそうです。信号線にだけ気を使ってやればよい、というわけでもないらしい。

で、ここからがオチなんですけど、そんなような話を受けて、秋葉のヨドバシにいってオーディオ用USBケーブルを買ってきたんですね。オヤイデ電気の「オヤイデ電気 USBケーブル 1.0m d+USB class B/1.0」、0.7mで2800円くらいのやつ。オーディオ用にしては安い、というか店頭にある中で一番安かったw そして帰って、昨日買った「ニューフォース USB DAC「Icon-uDAC2」レッド ICON-uDAC2/RED」に付属の、どこにでもあるようなケーブルと付け替えてみたわけですよ。するとどうでしょう……え、なんか気に入らない音になった気がする……。クリアさが薄れて、なんだか音が丸くなったっていうかぼやけたっていうか……。見た目、オマケケーブルのほうがぜんぜん安っぽいし長くてノイズ受け易いんじゃないか……と思っていたのですけど。買ってきたケーブルでしばらく聴いていたのですがどうにも違和感が拭えず、結局元に戻してしまいましたw そしたら、ああこれこれ!という音になってほっとしたという。プラセボですかねーw それともここがケーブル地獄の始まりでしょうか。