原題は"The Human Centipede"、「ヒューマンセンチピード」で、そのまま邦題で来るかと思ったら「ムカデ人間」になってた。まぁこっちのほうがインパクトあるからいいかと思います。
なにがどうしてムカデ人間なのか？ ムカデ人間とはいったいなにか？ 人間を口と肛門で3人連結してムカデみたいにしちゃえ〜！というほぼワンアイデアで出来上がってる映画です。知らなかったのだけどジャンルはいちおうホラーらしいw
シャム双生児の分離手術の権威、という設定のドイツ人のヨーゼフ・ハイター博士。演じる俳優ディーター・ラーザーのマッドサイエンティストというかマッドぶりがとにかくヤバい。で、この人に旅行中のアメリカ人女性2人と、また別の日本人男性1人がとっつかまって、分離ばかりしてて飽きた？博士に"創造的"な手術をされちゃう。繋げられちゃうわけです。
独
日米米
(←前)
こんな感じ。膝の腱も切られてしまって立ち上がることもできないという設定です。3人繋がってもぞもぞ動きます。んでまぁ、ホラー映画だから当然脱出を計るわけですが、でもムカデ人間だしいろいろ大変なわけです。ちなみに監督はオランダ人です。
映画そのものは非常に真面目に作られてますが、でもまぁ、笑いますよねw 上映中も客席から何度も笑いが起きてます。しかし緊張感・圧迫感もあり、「え、そうくるんだ」というシーンもいくつかあり、ラストもなかなかよかった。まぁ一部の人にしか薦められませんが。
今日知って驚愕したことは、これ、3部作の第1作目だってことです。実は既に2作目がアメリカでは公開間近の状態だそうで、さらにえーと、驚愕っていうかなんていうか、2作目では12人が繋がるらしい……。今作をはるかに凌駕する内容らしい。どんなだよ。期待が高まりますねー(棒読み)。あとパンフレット買ったんですがとてもよかった。ムカデの先頭を怪演する日本人俳優北村昭博さんの、無名時代から如何にして今作に出演することになったか、そして撮影中の様子やその後のエピソード、そんな話が載ってます。
