数日前から津田大介さんのメルマガ(週一配信)をまぐまぐで購読し始めました。で、このメルマガをEPUBに変換するサービスを作ってくださってる人がいたので、バックナンバーも全部購入して、全部EPUBに変換して、iPhoneとiPadのiBooksに入れて読んでたわけです。これがなかなか調子よい。両方で読んだページが同期するんですよ。会社でちょこちょこiPhoneで読んで、家でじっくりiPadで読むとか、そんな使い方ができる。
しかしせっかくなので、買ってちょっと触って放置状態だったSONY Reader PRS-350(文庫本サイズのやつ)に入れてみました。したらまぁ、これが、やっぱり液晶よりずっと目に優しくて読みやすいんですね。眩しくないし、コントラストも高い。目を凝らさないで済むので疲れない。というわけで、やっとReaderの有効な活用方法が見つかった!と思ったのです。
そうなると新機種が気になってくるもんで、調べ始めました。旧機種との大きな違いは、3G接続またはWi-Fi接続で、ネットから直接本が買えること。今まではWindows PCで本を買ってそれをUSB接続したReaderに転送する、という手間が必要でした。この違いは大きいです。……と書きたいところなんですけど、実際はどうだかわかりません。その理由は、ストアの作りの悪さです。要はいまのストアは工夫されてなくて、本が探しにくいんですね。PCの大画面ですら面倒なのにそんなのReaderの800x600の小さな画面でやれるのか?というあたり、甚だ疑問であります。おそらく、買う時だけReaderを使い、読みたい本をあれこれ探すのは結局今まで通りPCでやる。そんな使い方になりそうです。
しかしそれでも新機種が欲しいんですね。それはブラウザが入っていてweb閲覧が可能になっているからなのです。しかも3Gモデルの回線使用料金は格安、なんと月580円! どうしてこんな値段になってるのかよくわからない。多分電子ペーパーでそんなガンガンweb見る人いない、と思ってるんじゃないか。
ですが、Readerのブラウザ、ちょっと触ったんですけど結構イケるんですよこれが。Kindleのwebブラウザが絶望的にヘボかったので、電子書籍端末でweb閲覧とか非実用的、オモチャだろうと思ってたんですが、Readerはイケる。iPhoneのsafariみたいに、タッチパネルに指を滑らすことでスクロールができるのです。電子ペーパーだからスクロール中は階調反転したり2値になったりしますけど、充分な速さです。それに素晴らしいことに、ダブルタップでその部分を拡大&リフォーマットしてくれるんです。iPhoneと同じ動きではないけど、使い心地は似た感じです。個人的には充分耐えられる。
そんな端末が2.5万円で売られて、月580円でweb見れて縛りもなしとか、こりゃなかなか良いんじゃね?って気分になっています。惜しいのは旧機種に比べてチープ感が出てる筐体ですかね。軽さの追求の結果と思うんですがプラスチック感マシマシな感じ。しかもつやつや。せっかく目に優しい電子ペーパーなのにフレーム光らせてどうするよ!と文句の一つも垂れたい出来です。でもこのままだとなんだかんだ言って買ってしまいそうw いま売ってたら今日買ってたかも知れません。しかし3G版の発売は25日なので、すこし冷静になる時間は残されています。