すべての夢のたび。

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遊就館行ってきた

ソレは何か。靖国神社に併設されてる戦争関係の博物館のようなもの……だと思っていたんですが、実際にだいたいそんな感じでした。

入口のすぐ左にゼロ戦があります。これが思ってたより大きくて迫力。iPhoneで写真いっぱい撮ってしまった。しかし撮影okなのは1Fのロビーだけで、館内の展示物は撮影禁止です。他に1Fには売店と食堂があります。

800円払って拝観させていただきました。まずエスカレーターで2Fにあがり、建物の外側に沿って展示室をぐるっと回って、そして1Fに降りてまたぐるっと回る感じ。展示物の年代は江戸時代末期ぐらいから第二次世界大戦終了まで。これは、靖国神社が国を守るために戦って没した人たちを祀るための神社であることから、当然にそうなっているものと思います。当時の軍隊の装備や兵器類、遺品、天皇ゆかりの品々。そして日本史・世界史から戦争関係だけを抜粋したような説明パネルや映像。展示内容はだいたいそんな感じです。

館の中央は吹き抜けになっていますが、ここに桜花・回天・震洋が展示されていました。3つとも特攻兵器です。桜花は飛行機というより翼がついたロケットですね。思ったより小さかった。逆に人間魚雷の回天はうおーでけえ!と思った。そして震洋は爆薬を積んだモーターボートです。こんなので……!という感じ。回天の展示のところに、乗員が出撃前に密かに録音した、本人による遺書の朗読がありましてね。ヘッドホンで聴けるようになってるんですが、文章読んだだけで、ああこれを音声で聴くのは無理だわ……と思って止めました。展示室の一番最後は大量の遺影。ここも長居できない感じでした。

展示室を出ると売店。書籍、軍歌のCD、よくありそうなお菓子やグッズ類などに混じって、自衛隊関連グッズもいくらか置かれています。実はここで味に定評のある自衛隊のミリメシを売ってるよ、という話を聞いたので、それをゲットすることも今回の目的のひとつだったんでした。クッキーセット(バランスクッキー・ウインナー・丸かじりチキン)とあつあつリゾットセット(加熱剤入り)を買ってきた。賞味期限が2014年までになってて普通に保存食に使えそう。まぁ今回はすぐ食べてしまう予定ですが。


遊就館は戦争を美化している、という批判があって、本当にそうなのか自分の目で確かめてみたいと思っていました。印象としては、実際にあったことを虚飾なしに淡々と記録している、という感じを受けました。こういう戦いがあったのだ、と。まぁそれでも左寄りの人たちから見たら美化に見えるのかも知れないですが。ただ、国を思い国のために戦って亡くなった人たちのことを漏らさず記録しようとする意志、そして過去にそういったことがあったのだということを知ってほしいという意志、そういうのは強く感じました。というかそれこそがこの館の目的そのものなのでしょうけど。

来館者はけっこう多く、団体さんもいました。神社境内には軍服の人とか袴で国旗持ってる人とか少しいましたけどw、遊就館内には普通の格好の人しかいなかった。もっとも頭の中まではわからないですけどね。

いやー、なんか、自分とか歴史ぜんっぜん詳しくなくって、ほんと申し訳ない、という感じでした。あそこにいると背筋伸びるよなー。出るとまた丸まっちゃうんですけど……。ほんとすみませんという。またそのうち行きたいと思います。売店もっとゆっくり見たいw