すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

岩盤浴のシーズン

地震が起きる前までのたぶん1年半か2年くらい?は、毎週ほんと毎週岩盤浴に行っていたのですが、その後はずっと行っていませんでした。行かなくなったのは地震とは関係なくって、ぼくは地震の翌日に以前から予定してた引越しをしたので、家が店から遠くなってしまい通うのが面倒になったのです。

半月ほど前に、ふと、久しぶりに行ってみようかという気分になり、webで店のページを検索しました。すると、なんと、この1月末で閉店、と書かれていた。ありゃまー。設備の老巧化に伴い、とかなんとか。時勢ですかね。

最後に一度行っておこうと思いました。受付は数人の女性が交代でやっていたのだけど、どの人にもぼくは名前を覚えられていた。長い間お世話になったことへの感謝を伝えにいこう、とかなんとか。そういうのをちゃんとやっておくことがひいては地球を回すことにツナガルんだよとかなんとか。そんなことを少し考えつつ。

最後に受付やってるのはどの人だろうか、なんて想像を巡らせながら、予約の電話を入れて、「あれ、聞いた時ない声だなー」等思っていたのです。さて、着いてみると、受付にいたのは知らない女性でした。なんと、ぼくが行かなくなってから数ヶ月後に、店の経営者が交代していたのです。従業員も変わったらしい。最後に「良い別れ」をしてやろう、なんて下心は、脆くも打ち砕かれた。世の中はそのようなものです。

店の雰囲気も、以前とは変わっていた。落ち着いた静かな感じから、商売っ気のある感じに。あちこちに新サービスの貼り紙がしてあった。一見の客のフリをして岩盤浴をしてきました。店内には廃業の理由も書かれていた。設備老巧化だけでなく、電気料金値上げや節電を求められていることが大きく響いているようでした。企業努力だけでは吸収しきれない云々。

メッセージ帳があり、閉店を惜しむ人たちの声であふれていました。○○町でまたやってください、などと、みな好き勝手に自分の近所の地名を書いている。まぁ、移転するくらいなら設備直してここで続けるだろう、と思うんですけども。

去年の3月のはじめ。これが最後とも思わないで通ったのが、結局最後だったわけです。今日行ったのは、もう終わってたんだなぁ、ということを改めて確認しただけの訪問でした。こうして、まぁ、ひとつのシーズンが終わって次へ移っていくのです。