すべての夢のたび。

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スマホは誘惑する

 Symantecは、紛失したスマートフォンがどのように扱われるかを調査した「Symantec Smartphone Honey Stick Project」の結果を同社公式ブログにて報告した。これは、ダミーのアプリやファイルを入れた無防備なスマートフォン50台を各所にわざと置き忘れ、拾い主が何をするのか実験したものだ。拾い主によってアプリ/ファイルに何らかのアクセスが行われたスマートフォンが96%に上ったという。持ち主の連絡先を調べるためだった可能性もあるが、それ以外の情報に興味を持ってアクセスしていることがわかった。


「置き忘れてみた実験」ってタイトルだけだとちょっと何言ってるのかわかんなかったんですが、どんなふうに触られたかログを取るように仕掛けたスマートフォン50台を町中に放置してみました〜、と。その結果……

 まず、スマートフォンの「Contacts」アプリに持ち主の電話番号やメールアドレスを明示していたにもかかわらず、スマートフォンを持ち主に返そうとしたのは50%にとどまった。


ふむ。しかしこれ、パスワードロック掛けてなかったってことなのかな。掛けてあればどうしようもないから店とか駅とか警察とかに届け出る確率が上がるような気がしなくもない。

それとも、ロック掛かってたらどうしようもないから売っちゃえ、って発想になるだろうか、わかんない。持ち主がきちんとバックアップ取る人なら、ロック掛けとけば本体代金以上の損害はないはずなんだけどね。

といいつつ、ぼくのiPhoneも自動でロック掛かるまでには一定時間が必要な設定ですけどね。ほんとはいちいち解除して使うのがいいんだろうけどもちろん面倒でやってない。一応、10回間違えたらデータ消す設定にはなってる。早く生体認証が乗ればいいんですが。指先滑らせたりするんじゃなくて、触っただけで認識するやつ。

 拾い主が実行・閲覧しようとしたアプリ/ファイルは、「Contacts」38台、「Private Pix」34台、「Social Networking」30台、「Webmail」28台、「Passwords」27台、「HR Salaries(給与)」25台、「Calendar」23台、「Remote Admin」23台、「Cloud-Based Docs」22台、「Corporate Email」21台、「Online Banking」20台、「HR Cases(人事)」19台だった(報告があった47台の結果)。拾い主の89%がパーソナルな情報に、83%が仕事に関連する情報にアクセスしようとしたとしている。


悪用しようとは思わなくても、興味本位で覗いて見ちゃうかもしれないですねー。まぁほとんどの人は脅迫されて困るようなネタの詰まったスマホを持ってはいないだろうけど。でもだからこそ、もしもなんかすごい情報が見つかったら!って覗きたくなっちゃうかも。

結論としては、落とさない忘れない、肌身離さず持ち歩く、以外はないでしょうね、いまのところ。いろいろセンサー入ってるんだから、設定した時間以上本体が静止状態ならロック掛けるとか、そのくらいの機能があってもいいかも知れない。あと、一定条件下ではフロントカメラで操作者を撮影しちゃうとかどうだろう。