すべての夢のたび。

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アインシュタインを超えられない

 素粒子のニュートリノが進む速度について、名古屋大などの国際研究グループ「OPERA」は、昨年発表した「光より速い」との実験結果を修正する方針を決めた。
 指摘されていた実験の不備を解消したうえで先月、再実験し、ニュートリノと光の速さに明確な差は出なかったという。事実上の撤回で、3日から京都市で開かれるニュートリノ・宇宙物理国際会議で報告する。
 OPERAは、スイス・ジュネーブ近郊の欧州合同原子核研究機関(CERN)からニュートリノを飛ばし、約730キロ・メートル離れたイタリアの研究所までの所要時間を測定。ニュートリノが光より60ナノ秒(ナノは10億分の1)早く到達したという結果を、昨年9月に発表した。「光速は超えられない」としたアインシュタインの相対性理論を覆すのではないかと注目された。


小学校のころには「宇宙で一番速いのは光速である」って知っていた気がします。それくらいの、子供でも知ってる大常識ですよね。

それをひっくり返そうってんだから、よっぽどの自信があったのか。それとも、あまりにも素朴に(不備のあった)実験結果を信じ込んでしまったのか。それとも……ノーベル賞どころか人類史に名を残すこと確実な発見、という栄誉に目が眩んで功を急いでしまったか。

まぁ、ぼくもぼく以外の人も、それに乗っかっていろいろ騒ぎましたが、結果、ここに黒歴史が生まれたわけです。今だから言える。光より速いものなんて、あるわけないじゃーん。それって、常識でしょ? なんでそんなことが可能だなんて、思ってしまったの?

それにしてもアインシュタインはどんだけ凄かったんだよって話ですよね。ほぼ100年前の出来事ですからね、相対性理論とかって。こりゃ現代物理学・量子力学にはトラウマになってしまっただろうな。次のブレイクスルーが来たかと思ったんですけどね。