すべての夢のたび。

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人が集まって反対を叫ぶ

 関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働撤回を求める市民らが22日夜、首相官邸前で抗議集会を開いた。主催者発表で約4万人、警視庁調べで約1万人が参加。プラカードや横断幕を手に、「再稼働決定は許せない」と参加者が次々に声を上げた。


どうにもこのデモ関連の話がイライラしてしょうがないのですけど、どこが癪に障るのか自分でもよくわからないので書きだしてみます。

  • 主催者発表4万人、警視庁調べ1万人の食い違い。
  • ツイッターでの「45000人も集まった。来週は10万人だ」というツイート。
  • ツイッターでの「45000人も集まっているのになぜマスコミは報道しないのか」というツイート。
  • ツイッターでの「首相は国民の声を聞くべき」というツイート。


人数の食い違いは、この手のデモではよくある話ですね。もちろん、主催者発表が「必ず」「大幅に」多い。警察側は"見込み"を知らないだろうから、実数は警察側の数字に近いのじゃないかと思いますが。しかしデモの最中から3万だの4万だの4.5万だのってツイートが流れるんですよね。誰かが期待を呟いたのを誰かがほんとうのこととして呟いちゃうんだろうか?

しかしな。ふだんから政府や東電はごまかすなって言いまくってんだからさ、自分らもごまかすなよ、とw ちゃんとした数字を言って欲しい。数もきちんと数えらんない相手とは議論はできない。ふつうの人たちが集まってきている革命的なデモだ!みたいなツイートも見たけど(「革命的なデモ」……?)、いつものデモじゃん、って感じです。


マスコミが報道しない理由については、立場の違いからいろいろ意見はあります。デモをする側は、当然、都合が悪いことは報道しないのだ、ということを言う。ぼくもそれはあるかも知れないと思うけど、一方では、デモ開催を事前にマスコミに連絡してるの?とか、そもそもニュースのネタとして弱いんじゃないかとか、そうとも考えるわけです。いろいろあるんじゃないかと思うんだけど、反対派側は陰謀論に凝り固まっているんですよね。


「国民」「みんな」という言葉を使われるとイラっとくる理由はカンタンで、ぼくはそこに含まれてないので一緒にしないでくれと思うからです。これは、たとえぼくが反対派であっても、ぼくがデモに行ってないのなら一緒にされたくはないと思う。その辺の無神経さがイラつくんだろうなー。日本の未来を考えるなら原発に反対して当然、再稼働反対こそが正義である、そういうことを平気で言う。これはほんとうに「話にならない」――最初から議論を拒否されている、そういう感じを受けますね。もともと多くの人の反対の動機は感情ベース(「何を言われてもとにかく嫌な物は嫌!」)だろうから、ふつうに議論しての解決はハナから無理なのかも知れません。


とかいろいろ書きだして見たけど、どれも核心から少しずれてるような気がする。うーんなんだろうな。でも最後の「私たちは正しく、他は間違っている」、ここらが一番引っかかるように思う。