すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

おしんこDQN

某所の某なか卯で夕食のなんとか定食を食べていると、DQNが店に入ってきた。「ないんだな、それが」みたいな感じ。DQNは食券も買わずにテーブル席についた。

バイト男が近づいていく。バイト男「ご注文はいかがいたしましょう」、DQN「おしんこ」。DQNはすぐガラケーで誰かと話をしだした。

おしんこ。バイト男は虚を突かれた様子で厨房に戻り、バイトの中国人女子に訊いた。「おしんこってあります?」。バイト中国女子「オシンコ、ナイ、オシンコ」。

バイト男はふたたびDQNのところへ。「すみません、もう一度確認させてください。おしんこですか?」 DQN「うん、おしんこ」 バイト男「大変申し訳ありませんがおしんこは当店には……」 最後まで言わさずDQN「あんなかにあるじゃん」と、冷蔵ショーケースを指さす。ぼくはメニューを見た。"漬物"、50円。

バイト中国女子「オツケモノ、アル」 バイト男は扉を開けて漬物の小皿を1つ取り出し、トレイに載せてDQNのところに持っていった。「ご注文のお品は以上でお揃いでしょうか?」 DQN「お茶ちょうだい」 バイト男、お茶を持っていく。

その後どうなったのかは知らない。ぼくは自分の定食を食べ終わって店を出てしまった。おそらくDQNには「マクドナルド:ホットコーヒーS」が「なか卯:漬物」なのだろう。一番安いメニューがそれなのだ。そのあとおいしくいただいたのであればよいのだが。漬物ひとつの客でも文句言わない某なか卯だった。