すべての夢のたび。

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有線しようぜ

SF作品『攻殻機動隊』には、脳とインターネットを接続するサイボーグ技術「電脳化」によって、脳を使って直接、他人と意思疎通するという世界が描かれていますが、この「電脳化」技術がマウスを使った実験で実現しました。


やー、マッドだなぁ。倫理的なアレコレはありそうですが、議論を待ってらんないって感じですね。個人的にはどんどんおやりなさいですが。

2匹のマウス「エンコーダ」と「デコーダ」の脳にマイクロチップを埋め込んで脳の情報を有線を通して直接送れるようにしました。この2匹のマウスは、それぞれアメリカとブラジルで飼育されており、脳を介した意思疎通以外を行うことができません。

実験は、一方のマウス「エンコーダ」が選択したレバーを、もう一方のマウス「デコーダ」が選択すれば報酬である水が与えられるというもの。間違ったレバーを選択すれば報酬を貰えません。

すると、2匹は有線を通して相互に意思疎通を行い、同じレバーを選択。協力して問題を解き、報酬を得るという行動をとりました。


驚くべきことが起きてる気がします。よーわからんけどとにかく繋いだらうまくいっちゃった!って感じ。ふつう、例えばPCとPCを繋ぐんだったら、プロトコルやらデータフォーマットやらいろいろ決めてやんないといけないじゃないですか。そういうのぜんぶすっ飛ばしてる感がすごい。

どーやってかは知らんけどとにかく2匹のマウスは情報をやりとりしてる。しちゃってる。コトバを喋れないマウスですらうまくいくんだから、多分人間でも、なんとなく繋ぐだけでいけちゃうんじゃないのかなぁ。もう攻殻ですよ。いますぐうなじにソケット付けて欲しいですね。


これもマッドだけどこっちもマッドです。

このオタマジャクシを使った実験では、まずオタマジャクシの眼球を除去。その後、尻尾に眼球を移植しました。すると尻尾の眼球は脊髄と密接に接続されました。

眼球が機能しているのか調べるため、研究者たちはオタマジャクシの泳ぐ皿を青と赤のライトで照らし、赤色の部分だけ電気ショックを与えてみました。すると、尻尾に眼球があるオタマジャクシだけが赤色ライトを避ける反応を見せました。

この実験から、この脳に接続されていない尻尾の眼球は光に反応することが確かめられ、目として機能する「見える眼球」だということが分かりました。

やばい。もっとやれ……!