さてFXですが、こりゃ勝てないなーと悟りつつあるので、早々に手を引こうかと考えています。
現在のところ損が出ています。が、昨日書いた通り、FXってのはドルが上がるほうに賭けるか下がる方に賭けるか、その2択しかないゲームなんです。つまり、ぼくに損が出ているということは、全部ぼくの逆をやれば儲かっていたってことです。これは衝撃的な事実です。ぼくが買ったタイミングで売って、ぼくが売ったタイミングで買えば、プラスになっていたわけです。
考えに考えて買ってその結果裏目に出てるってことは、適当に買って適当に売るよりも成績が悪いってことです。猿以下ってことなのです。こりゃダメだろうと思いますよね？ なんでいつも自分が買うと下がるのか不思議。
実は、1回1回の取引で見れば、7割くらいは勝ちなんです。ところが、負けた3割の額が大きいんですね、それでトータルでマイナスになっているという。
多分FXやる多くの人がこんなパターンなんじゃないかと思います。儲けが出ているときは、その後下がるのが怖くてすぐ利確してしまう。ところが、損が出ているときは、なんとか盛り返してくれないかと期待して持ち続けちゃうんですね。そこでずるずる下がっていって、ああもう無理だなーってところで損切りする。で、被害甚大となる。
ぼくがやろうとしていたのはスキャルピングという手法です。いわゆるデイトレードよりもさらに短期間で何度も売買を繰り返し、小さな利益を積み重ねていく方法。なんでそれをしようと思ったかというと、経済のこととか考えたくなかったからです。
ニュースを見たり、日本やアメリカの政府や銀行の言うことを聞いて、ドルが上がるか下がるか予想する。それをファンダメンタル分析といいます。それに対してぼくがやっていたのはテクニカル分析です。これは過去のチャートの情報だけを見て未来の上がり下がりを予測する方法です。長い時間持つんならファンダメンタルだけど、短期ならテクニカルだけ、チャートの動きだけで予測可能だろうと踏んだのでした。
しかし無理ですね。テクニカルだけでいくとか夢のまた夢です。だってほら、つい先日もドルが夜中に急落して死んだ人いっぱいいたじゃないですか(寝てる間放置とかぼくには信じられないのですが)。テクニカルであれが説明できますか？ あんなの誰も予測できないからああなったわけでしょう。
ドルはなんで上がったり下がったりするのか。それは人の想いが集まって動かしているのです。偶然や、あるいは自然現象が動かしているのではない(自然現象が間接的に影響することはありますが)。完全に人為なわけで、だからどこまで行ってもほんとはファンダメンタルなんですよね。けしてテクニカルではない。テクニカルが言えるのは、せいぜいこのあとはこの範囲にこの確率で値があるだろうってくらいですね。上がるか下がるかなんてわからん。FXのチャートは、ドル円相場が人の想いで動いたものを、後から線でつないだだけ。そこに規則性なんてなにもない。
つまり理解できたのは、FXって心理戦だなってことでした。自分の心と戦い、お互いの心を読み合う。それが楽しいという人もいると思いますが、ぼくはちょっとなーと。メンタル鍛える前に折れそう。
実は、直近の10回くらいの取引は全部勝ってるんです。ただし、全部とても少額です。チャートをどんどん拡大していくとついには数秒に1回更新されるグラフになるわけですが、そこまでミクロなレベルになると、先端は常にひょこひょこ上がり下がりしてるわけですね。で、ちょっと下がったなーと思ったら買い、上がったら売る。これで1回1lotで100円とか200円とか400円とかになる。
しかし、そんな額のためにずっとモニターに張り付いてチャートを睨みながらクリックするタイミングを図るのはとても非人間的な作業です。これプログラム書いて自動化すればいいんじゃないかな。もしくはお仕事ない人にやってもらう。もしくは、ソーシャルゲームの中にこっそり組み込む。それでも夜中の急落に引っかかったら一発アウトですがw
