すべての夢のたび。

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世界はなぜあるのか

世界はなぜ「ある」のか?: 実存をめぐる科学・哲学的探索

世界はなぜ「ある」のか?: 実存をめぐる科学・哲学的探索

なぜ「何もない」のではなく、「何かがある」のか? 万能の天才科学者、ライプニッツが提起したこの「存在の謎」は、人間が生まれて以降に投げかけられた最も深遠な問いだ。善のイデアから神、数学、情報、量子ゆらぎまでの、何が事物をあらしめるのか。「まったくの無」というものはあるのか、あるいはありえないのかを、著者は広大な知的世界を探偵のように尋ね歩き、有望な答えを持っていそうな著名な哲学者/物理学者/神学者/文学者との対話を重ね、謎の核心に迫っていく。

先端科学の成果が加味されはじめていま最も刺激的な科学哲学上のテーマを、ジャーナリスティックで明快な文章にのせて綴る。ニューヨークタイムズ・ベストセラーともなった、考えることの楽しみを存分に味わわせる1冊。


実に素晴らしいタイトルなので、手に掴んで中も見ずにそのままレジへ持ってってしまいましたよ。まだ読み始めで、昔からあるこの問いの歴史みたいなとこを延々読まされてますが。

でもこれも、一昨日書いた記事、「わたしが生まれてくる確率」につながるものかも知れませんね。結局のところ、世界があることを認識できる存在が生まれてこない限り、だーれも世界があることに気づかないわけです。なんか中途半ばな宇宙、星々はあるけどどこにも生命の存在しない宇宙なんて、なにもないも同然というわけで。

と、そう書くとなんだか人間原理っぽいなにかに近づいてしまうみたいです。先のエントリでもそうブコメくれた人がいらっしゃいましたが、人間原理はぜんぜん意識してなかったんだけどなー。どこでそういう誤解(?)が生じたんだろう。