すべての夢のたび。

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Whiskey Elementsをお試ししてみた


ウイスキーエレメンツ。ウイスキーに浸しとくと美味しくなるという木片。Kickstarterでお金入れといたのがちょうど元旦に届いたのです。

要は、ウイスキーの熟成は樽のオーク材がいらん化学物質を吸着し、木の成分が染み出すことで進むんだと。だったら、切り込み入れてウイスキーとの接触面積を増やした木片を沈めてやれば一気に熟成感出せるんじゃね?っていう、チートみたいな発想です。棒状に縦に切り出した木片に横に切り込みを入れてやることで、ウイスキーを毛細管にくぐらせてあげるわけです。

で、届いたこいつをどうしようね?と思って、まー普段はマッサン派なんですがウイスキーって一般に言うと、角かな!って思って、黄色いラベルのに入れてみましたよ。バニラメープルと書かれたシールの貼られた木片(もちろんシールは剥がす)。700mlのビンなら1本。そして24時間放置。入れてないのと較べてみるとすこうし色が濃くなっています。でも言われないとわかんないだろうなってくらい。

さてストレートで飲んでみる(いつもそうなのです)。まず香りが華やかになってることに気づく。これはなかなかよい、サントリーのウイスキーってもともと香りが薄い気がするんですよね。そして味見。アルコールの刺っぽさは少し和らいでる。甘みが増してまろやかになってる気がする。少し若い木の後味がする。若いって言うか、伐り出されたばかりの、って感じか。心配してた、木片を直接投入することによる粉っぽさみたいなものが出るんじゃないか?ってのはなかったです。

そんでこれをどう評価するかっつーと、微妙ッスね。1本6ドルなんだけど、日本から買うと送料込みで結局1本1000円くらいになっちゃうんですよね。それで「3年分の熟成」じゃないですか。角なんて1000円だし、じゃあ2000円出してもっといいウイスキー買ったほうがいいんじゃねえのっていう(笑)。

じゃあ10年12年15年ものとかに入れてあとプラス3年を稼ぐ?って考えると、それもどうなんですかね?って思う。そういう高級品は混ぜモノしないで飲みたいじゃないですかって。

結局、まぁお遊びで使うには面白いかなっていう。確かに美味しくはなるけど、今のところコストには見合わない気が。ワインだと、かき混ぜるだけで年数ものっぽくなるマドラーとか売ってますけど、ああいうふうに何度も使えればいいんですけどね。ウイスキーエレメンツは公式には使い捨てってことになってます。

6本セットのを買ったんで、残りどうするか。とりあえず1本は余市に沈めてみるつもりです。そして1本は、麦焼酎に入れてみようかと。オーク樽で熟成させた焼酎とかときどき見るので、あれみたいになるかなと。そして、いま角のビンに沈んでる、角を吸い込んだこいつも、焼酎に入れてみるかなー。

お薦めってわけではありませんが、気になる方はどうぞー。あ、GIGAZINEには「フレーバーはオーク・バニラ・メープル・スモーキー・ピーティの5種類があり」って書かれてますけど、今買えるのはバニラメープルってやつだけみたいです。
Time and Oak Whiskey Elements | Enjoy Whiskey Your Way