すべての夢のたび。

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神様はバリにいる観てきた

映画『神様はバリにいる』公式サイト


うーむ。コテコテの映画でした。堤真一がコテコテの関西弁キャラを演じる、というだけでなく、ストーリーがコテコテ。

お話は典型に分類されます。脚本の教科書で多分パターン番号が振られてると思う。だめなAが良い人Bに会う。最初Bに反発するがだんだん惹かれていくA。そんなときBにトラブルが起きる。落ち込むBをBから聞いた言葉で励ますA。なんだかんだでトラブル解決。ハッピーエンド。そんなです。

その典型なお話の進みっぷりを除けば、バリでのロケ、現地人出演、というのがこの映画のセールスポイントかと思われます。しかし複雑な気分が残ります。

バリはええとこやで〜、というのがこの映画に繰り返しでてくるのですが、そのええとこの一部を構成する素朴(?)な人たちに、「良い日本人」を持ち上げ慕う演技をしてもらう、というのが、なんかこう、お金の力ってすごいなぁっていうか。もやっとする。

素朴で良い人たちが、素朴で良い人の演技をするのを見る、というのはやっぱり妙な話で、要はバリは映画で見るところじゃなくて行くところなんだろうなぁと思いました。行って、演技じゃない人たちに会ってくればいいのだろうと思う。いつか行きたいですね。