これは良記事ですね。元記事と、紹介したカラパイアと、両方に感謝します。
なにが良いって写真が素晴らしい。ひとり暮らしの賃貸アパートで死ぬということがどういうことなのか、そのまま見せてくれている。これがぼくの未来で、ぼくも(年齢に関係なく、ひとりで自宅で死ねば)こうなるのだということが、とても想像しやすくなりました。きちんとイメージできると、怖れが減るのです。だから良い記事と言うほかない。
部屋に上がる前に合掌し、供養する処理業者の増田氏。
全て終了すると、遺体があった場所に線香と花と男性の写真を置き供養する。
とてもいい。こんな自分のためにも祈ってくれる人がいるのだということが、なぐさめになります。
増田氏の会社は孤独死専門であり、部屋の広さに応じて8~35万円ほど費用がかかるという。
意外と安いような。そんなもんですかね。封筒に入れて置いておけばいいのだろうか。
最後にちょっと傑作だったのが大家さんのコメントなんですが。
家族に見捨てられた人たちが葬式をあげてもらうことはなく、亡骸は共同墓地に葬られる。遺体が発見されたアパートの大家の女性は未だに信じられないと語っている。「こんなことがここでも起きるなんて…」と77歳になる彼女は呟いた。
起きるんだよ! じゃあいままでアパートでひとりで死んだ人はどうなると思ってたんだよ! 多分想像もしたことなかったんでしょうね。ご自分もお年だから、迫り来るものから目を逸らされていたのではないでしょうか。見ろよ、これがそれだよ。