横田基地の友好祭に行ってきました。
当初、連休の予定がなーんにもなくて、旅行会社のページをあちこち見て回ってた時に、この友好祭に行く日帰りバスツアーがあったんですね。でもそれただのバスでの往復なのに6千円くらいして。ちょっとこれ高くね? 横田基地ってどこにあるの? ってググッて(←知らなさすぎ)、自分で行くわ、ってことにしたんです。
それで友好祭のページ見たら「要写真付き身分証明書」ってなってて、免許もパスポートもないぼくはあきらめたんです。その後知人より偶然に横田基地行きません?と誘われ、えーでも身分証明書ないんですがと言うと、そんなの見せたことないと(笑)。来る人が多すぎていちいちチェックしてられないよということのようです。よほどアラブ顔でもないかぎりきっと大丈夫なんだろうと思って行ってきました。
乗換案内で調べて、へー神田から直通で行けるのかーそりゃ楽だわ、と思ってたんですが、いきなり中央線が人身事故で止まっててその電車には乗れませんでした。立川乗り換えで青梅線牛浜駅へ。そこから徒歩で10分くらいのはずが、歩道が混雑していて3倍くらい掛かったようです。途中で共産党系の人たちが集まってノボリ持って何か言ってました。オスプレイ反対、基地撤去みたいなの。初詣に行くといるキリスト教みたいでした。
基地は広かったですね。そして人人人。入り口のゲートをくぐってもなかなか滑走路までたどり着かない。そのへんの適当な空いている場所にレジャーシート敷いたりして人が座ってんのが面白かったです。日本だとここはダメ! 座っていいのはこっち! とかなりそうなんですけど、どうもそういうのはないらしい。
そして適当にいろいろ写真を取りました。空がきれいに写ってて晴れててよかったです。
オスプレイはなぜかぼくはもっと大きい印象を持っていて、これってオスプレイなのかな? と思いながら近づき、説明を読んでやっとおおそうかと納得したという。中に入れるのですが長蛇の列で人気でした。
自衛隊機もいっぱい来てました。「唯一の出口」はちょっと笑った。
で、ちょっと政治の話になっちゃうんですけどね、すみません。
偶然にも安保法案可決の翌日に行くことになりました。今回、法案反対派は「普通の人々がデモに参加するようになってきている」って言ってましたけど、デモに参加してる時点で普通性って失われてる気がします。だけど横田基地に来てる人たちはほんとうに普通の人でした。近所の人。家族連れ。学校の友だちどうし。そういう人たちが飛行機の写真を撮り、轟音に歓声をあげ、米軍人と互いに笑い合い、並んで写真を撮ってもらう。ほとんどの人たちはたぶん法案に大した関心もない。これ右側にはめっちゃ強みだよなぁと思いました。もちろん、友好祭はそうやって基地との距離を縮めるために行われているのでしょうけど。
軍人さんの曇りのない笑顔を見て、でもほんとうは心のなかではどう思ってるんだろうなぁって考えた。ずっとこの人たちに頼りっぱでいいわけはないだろうなと思いました。