もう何度も言ってますがヘイトマンガ、レイシズムマンガについて漫画家協会(とかそういうところ)が声明出したほうがいいんじゃないですか(同業者の大先輩が叱るのは効果大かも)。マンガにかけられる「規制」には敏感だけど、マンガによる「ヘイト/レイシズム」には鈍感というのはカッコ悪い
— 島田虎之介 (@Shimatorax) 2015, 12月 23
この方は漫画家さんのようですけど、自らの首を絞めるようなことを言ってる気がします。でも、漫画やあるいは漫画家そのものがかつて差別されてきたこともあるのだって考えると、なかなか漫画家協会(とかそういうところ)や大先輩が声明を出すような状況までは行かないんじゃないですかね。
他者を傷つけるような表現の自由はない、って言う人がいるけど、あるんですよ。ていうか表現の自由は「ナントカな表現の自由」とかそういうふうな限定を受けない。一種類しかないんです。あらゆるすべてを自由に表現して良いという表現の自由があるだけ。
判断が入るようなものはダメなんですよ。それは恣意的に運用される可能性がある。本人がそう思っていなくても「ヘイト」とされたら出してはいけないということになる。
そうではなく、まず表現して、その結果を世に問う、表現がされてその結果が世に問われる、というのがふつうの流れかと思います。なので、止めさせたければ、それが表現されたあとで、個別にぶっ叩くしかないんじゃないですかね。そして「これは良くないのだ」「これは良くないとは思わないけれど表現して自分に得はないのだ」と本人にわからせる。
もっとも、実際にいま起こっているのはそれの気もします。本が出たあとで、サヨクの方々がはすみとしこ氏を叩いてる。これは正しい手順であってぼくとしては文句はない感じですか。ただ、どうなんでしょうね。いま左右のバランスが崩れちゃってるから左が多少騒いでも止まらないってところですかね。個人的には行き過ぎてる感があると思います。右の「本来の目的」を忘れて、サヨクからかうの楽しい〜!みたいになっちゃってるのが最近多いと思う。