すべての夢のたび。

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アイアムアヒーロー観てきた(ネタバレ注意)


予告編初めて見た。なんで見たことないんだろう、TOHOシネマズで上映しててTOHOシネマズしょっちゅう行ってるのに。謎だ。まぁいいか。

それでアイアムアヒーローなんですけどね。観た人の評判が概ねいい。邦画もなかなかやるじゃん的なものが多かった。それで期待値高めで見に行ったんです。

ご存知の通り原作はまだ連載中です。いま20巻ぐらいまで出てて。買ってたんですけど、途中で脱落しました。確か7-8巻のあたりで、中国だっけ香港だっけ台湾だっけ?に話が飛んだところですね。つまり今回の映画のカバー範囲の話は知ってる。

それでぼくはアイアムアヒーローはパニックホラーだと思っていて、そういう期待で観に行ったわけです。でも出てきたのはゾンビ映画だった。ホラーですらない。怖くないんだもん。ときどきちょっとビックリさせられるけどそれくらいでした。

最初のほうは良かったんですよ。特にてっこがZQNになって襲い掛かってくるところ。あのシーンの、漫画そのままな異様な動きは最高だった。その後のアシスタント先の部屋も良かった。でもそこまでかなぁ。大量の飛行機が頭上を通り過ぎて、おおおどうなるんやーと思ってたら、ゾンビ映画になって、最後はゾンビ射的映画になってた。

残念な所を挙げると、まず先に言ったように怖くないところ。そして話が閉じてないところ。原作が未完の作品を映画化するなら、ストーリーをどうにかこうにかしてオチを付けるものだと思うんです。でもアイアムアヒーローは清々しいほどほっぽりっぱなしですね。比呂美はどうなるんだ、日本はどうなるんだ、ショットガンの弾撃ち尽くしてこの先どうなるんだ……ってまま終わり。

そしてもうひとつ。モブZQNの動きが下手で萎える。最初のてっこが凄かったから期待しちゃったんだな。大量に出てくる他のZQNは、素人がいきなり「はいゾンビのものまねやってみて」って言われて、やった、その程度。首かしげて足引きずったりカクカクしたり。人間っぽくて。もっともっとZQNに演技指導が必要だったんじゃないかなぁ。

ラストの英雄がZQNを撃ちまくるところは、ゾンビ射的映画としてはとても良かったと思います。ぼくああいうの好きなんで。