すべての夢のたび。

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「善意」の行方


あら〜、これはいい話ですね。いい話を世界中に拡散するために一頭のバイソンの子どもの命が失われましたけどでもいい話ですね。

2016年5月9日、アメリカのアイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州に位置するイエローストーン国立公園で、バイソンの子どもが一般客である親子の車によって移動させられるという事態が起こりました。イエローストーン国立公園では一般客が野生動物に近づくことは禁じられていますが、親子の近くにいた人は「彼らはバイソンの子どもが寒さで死にかけていると真剣に心配していて、レンジャーと話したがっていた」と語っており、親子は悪意があってバイソンを車に乗せたのではなく、あくまで善意から取った行動であることがわかります。


んで、バイソンの子どもには人間のニオイが付いちゃって、親バイソンが育児放棄。はぐれバイソンは人に対して害となることが多いので、安楽死させられちゃいましたと。

別の男性が「車からバイソンを下ろさなければ大変なことになる」と忠告したそうですが、父親である男性はその言葉に耳を貸さず、「彼らは自分たちが良い行いをしてバイソンの子どもを寒さから守っていると本気で思っているように見えた」とのこと。


「善意」の人の特徴がうまく描写されてますね。「善意」の人は(自分より知恵があるかもしれない)他人の話を聞かないからなー。「善意」の人は自分たちが正義であってそのやることに間違いはないと心の底から信じてる。自分らが正しいと信じる目的のためなら手段は選ばず、たとえデマを拡散することになっても構わないと、たとえそれによって将来的に問題が生じても「善意」からであれば免罪されると考えている。なんだっけ、千羽鶴とか?(笑)

ぼくはもう少し分別があるので、自分を正しいとかは思っていません。ぼくはぼくの利益になる行動をただ選択しているだけです。たまたまそれが、ある派閥が正しいとか善とか考えている方向と一致しているかもしれませんが、便乗しているだけです。まぁそれを解っててやってる分、盲目な連中よりかはいくらかましかなーっていう思い上がりはありますが。