すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

中国パイセン!


実際にはもちろんある日突然にではなく、ずっとずっと前から続いてきたことの結果なんでしょうけど、ここ最近、中国は日本をいろんな面で追い抜いた、という言説を良く見るようになりました。そう言えば近ごろは、「さすが中国クオリティwww」みたいなニュースを聞くことも減った気がします。爆発ニュースもあまり聞かない。爆買いブームは終わったとか聞きましたがまだまだ町なかに観光客としての中国人はとても多いです。(北朝鮮情勢は知ってるだろうから、まだそんな危機であるという認識はないのでしょう)

日本は近年の中国を、ただ劣っていると見なすだけではなく、バカにしている面がありました。一部の人たちは笑ってる場合じゃないぞって警鐘を鳴らしてくれてはいたのですが聞き流してた。そのうちに、10年か20年かの間のうちに、追い越されてしまいました。そしてこれから差はさらに広がっていくんじゃないかと思います。日本は相変わらずいろいろダメだし、中国もフル加速での前進を止めないでしょうから。

たとえば研究者・技術者が10倍いれば、「なんかすごいコト・モノ」が見つかる・できる確率が10倍になるわけですよ。そして1/10の時間で達成されたソレが、あっと言う間に仲間うちに共有されて、それを基にまた研究開発が進んでいくわけです。そりゃ抜かされるわと思います。

その上日本は今に至っても予算削ったりしてる最中じゃないですか。これ政策転換しても追いつくのに何十年かかかるレベルですよね。うーん、ほんとにこれ政策が悪いだけの話なんだろうか。しかし仮にそうだったとしても、日本では政治家を選ぶのは国民なんだから、結局ぼくらのマインドの問題があるんじゃないかという気がします。

まぁ、昔、中国パイセンはすごかったのです。日本は漢字に始まり?偉大な中国パイセンからいっぱいいろんなことを学ばせていただいた。ここ最近(数十年?)、ちょっと様子が変だったけど、復活されたってことなんでしょう。あーやっぱパイセンスゴいっすパないっす!って、頭を垂れて再び謙虚に学ばせてもらったらいいんじゃないかと思います。ぼくの着てる服もそのうちメイドインジャパンばかりになるのかも知れないなぁ。


それはそれとして。それはそれとしてですが。中国がすごいのはこれ間違いなく事実なんですけど、「中国スゴイ論」には警戒していかなくちゃいけないかなって思ってます。「日本スゴイ論」ってあるじゃないですか。「中国スゴイ論」は、アレと似た臭いの、ベクトル逆なやつです。中国のすごさはただ淡々と語られればよく、それを聞いてぼくらはただ反省したり参考にしたりすればいいのであって、それになんか余計な、他国をサゲるニュアンスがくっついてるものは、それを誰が言ってるのか気にしてく必要があるかなって。