すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

特殊清掃女子


ゴミ屋敷や孤独死の現場のミニチュアだそうです。リアルでえぐい。

なんでそんなものがあるのか?というと、「エンディング産業展2017」という人の死に関わる業者の展示会(326社も出展!)があって、この会社は遺品整理と清掃を請け負っており、現場がどんな感じなのか知ってもらいたかったから、だそうです。まぁ、ホンモノの写真はちょっといろいろまずいような気もしますよね。


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で、興味深いのが、このミニチュアの作成者が、その会社の社員である25歳の女性だという。

 私はこの会社に22歳で入社しました。「中途半端な気持ちではできない」と思い、いったんは違う企業に就職もしたのですが、やっぱりこの仕事をやりたかったんです。ただ、ほとんどの人はそうした気持ちでは入ってこないですね。条件面で入ってきても、壮絶な現場に行って、すぐ辞めたり、連絡なしでいなくなったり、故人や遺族に感情移入してどうしても心情的にダメになってしまったりで、長く続く方は少ないです。


「やりたかった」とはなにか。いやー、結構、特殊なやりたさですよそれ……。ホラー映画が好き、みたいなベクトルがかなり捻じくれた感じだろうか。いやそういう悪趣味なんじゃなくて、本当に、困ってる人の役に立ちたい(のかなり極まったバージョン)ってことなんだろうか。すごい興味ある。本とか書けばいいのではこの人。


でも、人って、どこで死ぬんだろうって考えると、限定されますよね。ふつうに考えると、家で死ぬか(少数)、病院で死ぬか(多数)しかないわけです。外で死ぬこともあるでしょうけど、それって割と特殊なケースだと思う。事故とか、倒れて病院に運ばれる前に死んじゃうとか。

で、日本はどんどん1人で暮らす人が増えてるわけで、当然孤独死も増えてる。なんか、家で死んだらすぐにわかるような仕組みを、きちんと整備したほうがいいような気がしますね。時間経ってから見つかるのってあらゆる方面にダメージがでかい。まぁこういう特殊清掃の会社は儲かるでしょうけど。


それかエンドジョイ(公衆自殺機械)を早く作ってくれってことですね。自殺ができないからただ生きているって人は多いと思います。いじめられてでもなく、借金があるからでもなく、ただもう特にこれ以上生きたいとは思わなくなった人がじゃあ死ぬかと自殺を考えたときに、それを止める倫理ってなんかあるんでしたっけ。