すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

なぜ時間は一方向にしか進まないのか?


ああこれは何年かしたらノーベル賞取れるやつなのでは……。すごくすごいのでは……。どうなんですかその辺。


当然ながら、読んだけどよくわからなかった! どなたかめっちゃ噛み砕いて説明してくれると助かります。ほんとうに頭のいい人はだれにでも理解可能なように説明ができるって話がありますよね。まぁぼくはそれはウソだと思ってます。無理なもんは無理ですよね。そこをなんとか。まぁ無理なもんは無理ですよね。


ぼくなりの理解として。赤く塗ったパチンコ玉と青く塗ったパチンコ玉があったとします。ペットボトル半分くらい赤いの入れて、その上からもう半分くらい青いのを入れる。最初は赤青きっちり分かれてますけど、ガシャガシャ振ってる内に概ね均等に混ざる。確率的には一回混ざったやつがまたきれいに赤青に分離することもあり得なくはないはずだけど、実際にはパチンコ玉の数が充分多ければそういうことは起きない。これが、いままでの統計力学的な熱力学第二法則の説明ですよね。

でも今回、そういう確率うんぬんの話を使わなくても、パチンコ玉の物理的性質からだけで、どんどん混ざるしいったん混ざったらもう元には戻らんよ、そりゃ偶然ではなく必然なんよ、ってのを説明できました!ってことですよね?

パチンコ玉の数が少ないと、その動きを撮影したビデオを逆回しにしてもわからんのですよね。1個のパチンコ玉が左→右に移動するビデオを見ても、それがふつうの再生なのか逆再生なのかはわからない。赤と青の2個のパチンコ玉が衝突してまた離れていくビデオを見ても同じです。これがミクロの話。でも、赤青きっちり分離した多数のパチンコ玉がだんだん混ざっていくビデオを見たら、逆なのかどうかは誰にでもわかるわけです。そしてそれをぼくらは「時間の向き」って呼んでる。これがマクロの話。


たぶん問いが正しくないっぽい。「なぜ時間は一方向にしか進まないのか?」という問い方が間違いで、そもそも元から一方向にしか進まないもののことをぼくらが"時間"って呼んでたんだと思う。そういうことを、今回の研究は言ってるんじゃないですかね。

しかしこの研究、なにげにミクロとマクロを繋いじゃっててそこもすごいんじゃないですか。たぶんここからあっちゃこっちゃに広がってくんだと思う。