すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

氷について

ぼくは氷は冷蔵庫で作りません。コンビニで買ってきます。


ぼくの冷蔵庫は中国製のハイアールのやつです。前のアパートの冷蔵庫は流しの下に備え付けので、ホテルにあるような小さいやつだったんですよね。氷が作れなかった。でも引っ越して自分で冷蔵庫を買うことになり、ハイアールのを買ったんですよね。同じクラスの国産品を買うと1万円高いのです。ぼくの生活のレベルだと、冷蔵庫は冷えれば充分なので、国産品を買う理由がないんですよね。(そしてその冷蔵庫の上ににハイアールの電子レンジが乗ってます。温められれば充分)

それでこのハイアール様の冷蔵庫はもちろん冷凍室もあるんですけど、そこで氷を作ることはしないで、コンビニで氷を買って帰り、それを、それと冷凍食品を冷やす場所になってます。

コンビニの氷のほうが綺麗だからです。ぼくが飲むお酒は甲類焼酎なので、透明なロックグラスに透明なコンビニの氷を盛って、透明な甲類焼酎を注いで、眺めるのです。やっすい娯楽だなーって思います。コンビニの氷、1Kgで100円ちょっとですもんね。それに4000mlで2千円しない甲類焼酎。それがロックグラスの中でとうめいにキラキラと輝くわけです。安い。安い娯楽です。


まぁそれは前段で、氷についての話です。氷の奇跡の話。たいした話でもないんですけどなんかロックグラスを眺めてて書きたくなったので。

氷が水に浮く、ってことが奇跡なんです。なんでかって?

物質は、個体、液体、気体の三相を持ちます。これは学校で習いましたよね? 知ってますよね?

で、たいていの物質は個体の比重が一番重いです。ところがH2Oは違う。水は違うんです。氷の比重は水より軽いんです。だから氷は水に浮きますよね?

これが、ここからが大事なんですけど、もしこれが他のふつうの物質と同じで、個体のほうが液体より比重が重かったらどうなるかっていうと、怖ろしいことになってしまいます。もし氷が水に沈むなると、海は下から順に氷で埋まってしまいます。下から順に氷漬けになり、やがて海全体が氷になる。地球の表面が全部氷に覆われてしまうわけです。ていうかこれ地球だけじゃなくて宇宙どこでもおなじです。

でも幸いにしてそうではなかったので、氷が水に浮くおかげで、生命が芽生えることができて、ぼくやあなたがいまここにいて、もしかして他の星にも生命がいるのかも、ということになるわけです。すごいですね。氷は水に浮き、陽の光で解かされ、対流が起きるので、マリアナ海溝の一番そこでもガチガチに凍ったりせず、なんかあんなところでも生物がいたりするわけです。すごいですよね。


まぁ酒飲むたびにそんなことにいちいち感動してたりするわけではないです。たまにです。たまに、ロックグラスを眺めて、カラカランという音を聞いて、氷すげー、って思ってたりする。