すべての夢のたび。

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なぜ何かに反対する人は何でも反対するのか


遺伝子組み換え作物の研究者が研究を止めた理由。簡単に言うと「反対がひどかったから」だそうです。

Mehtaさんは、「ウイルスに抵抗のある植物を作ろうとしてGMO研究を行うことは、人々から押し寄せるネガティブな反応に対処することを意味します」と語っています。このネガティブな反応は、日常的な会話に含まれるものからTwitterトロールまでさまざまですが、場合によっては抗議活動を行う人によって研究がつぶされることも考えられるとのこと。

Mehtaさんが強烈な反GMO活動に初めて遭遇したのは、同僚が行ったGMOや特許植物のパネルディスカッションでのこと。抗議者たちは「アメリカの子どもたちの自閉症の責任はGMOにある」と叫んでパネルを妨害し、パネリストたちが「自閉症とGMOの間には因果関係がなく、GMOは人間が食べても安全だと何度も確認されている」と説明しても、陰謀説を強く信じて聞く耳を持たなかったそうです。この出来事について、Mehtaさんは「研究者が科学的なコミュニケーションを試みることがいかに無益かということを表していた」と記しています。


ぼくにとっては遺伝子組み換え作物はよくわからないカテゴリのものです。なんでよくわからないかっていうとぼくがそれについて勉強してないからで、わからないから評価できない。でも同じように勉強しないで「わからない」→「危険かもしれない」→「反対!」になっちゃう人たちがいるようなんですよね。

それで見てる限り、何かに反対してる人はだいたい他の何かにも反対してるんですよね。簡単に言うと遺伝子組み換え作物に反対してる人はTPPにも反対してるし反原発だし安保法案にも反対してるっていうか。見てるといっつも同じ人やんけ、という。是々非々じゃないんですよね。非々々々なの。

いや彼女ら彼らがぼくの反対側にいて、彼ら彼女らの側から見れば何かに全部賛成してるだけだ、ってこともあるのかな、と一瞬思いましたけど、でもぼくはウナギの稚魚の捕り過ぎには反対するしなぁ。これは彼女ら彼らも反対するでしょ。遺伝子組み換えもTPPも原発も安保法案も反対だけどウナギは美味しいから食う、って人いるのかな。年寄りならいるかも知れないか……。


まぁぼくは非々々々ではなく、賛成のものもあるし、それよりはよくわからないので保留のものが多いです。どうしても態度を決めろと迫られたら、好みでどっちかに投票するかもしれないですが。でも経験則だと、あっち側の人が反対反対!って頑張ってたものは、たいてい成立すると別に大したことないもの、ていうのがずっと続いてるので、遺伝子組み換え作物もそうなのかもしれません。

この研究者の人も、遺伝子組み換えでウイルスに強く栄養豊富な植物を作って世界を飢餓から救おう、という目標を持ってやってたらしいんですけどね。「そういう研究が大企業に利用されて云々」みたいなストーリーをすぐ作ってしまう人には確かに話は通じなさそうです。