すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

「コネクティング・ワールド」展に行ってきました

東京オペラシティにあるNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で現在行われている「コネクティング・ワールド -創造的コミュニケーションに向けて-」展に行ってきました。


オペラシティに行ったのは初めてです。前を通ったことなら何度もあるのですが。京王新線の初台で下車。4Fにあるのだけど、どう行けばいいのかよく分からない。B2Fから3Fまでエスカレーターで上がって行き詰まり、3F→4Fはエレベーター。B2から乗れば良かった。入場料は一般500円ですが、いまweb見たら割引があるみたいです。

めーっちゃ空いてた。カフェも併設されてて店員3人いたけど客は1人もいなかった(帰りに見てもやっぱりいなかった)。説明されないと解らないような展示物が多いので係のお姉さんがいるのだけど、そのお姉さんの人数と同じくらいしか客がいないという。いろいろ説明していただきました。

こっちのページに全部の作品の紹介がされてますが、すっごいひとことで言うと「コミュニケーションを別の形で見せる」という作品が多かった、のかな。「MaSS」はいままさに行われている株式取引のログを映像や光や音に変換して見せる。「un_wiki」はWikipediaの削除フレーズが延々流れる(見てて面白かった、こちらにオンライン版あり)。「GWEI」はGoogle AdSenseの収入で自動的にGoogleの株を買う、Googleが自らを食い潰す、という作品。

中央に展示されてて激しかったのが「OBJECT-B」という作品。Half-Life2(という一人称視点のシューティングゲーム)のエディット機能を使ってます。紹介されてる写真は展示されてたものとは違いますね。今回は中央に直方体があって、4面から映像が投影されてた。1面がテンキーパッド+マウスで人間が操作。残り3面は機械が操作。操作っていうか、本物の電動ドリルやら何やらかんやらが複雑に繋ぎ合わさった機械がキーボードをガシガシ突いたりマウスのボタンをグリグリ押したりして、プレイヤーキャラがすっごい適当に動きまくる。つーか動作音がめちゃくちゃデカい。ちょっと恐怖感があるほど。で、撃ち合いになるんじゃなくて、なんかソファーとか車とか岩とか変なオブジェクトがばんばん銃から出てくる。天地創造がテーマらしいです。謎。


で、それとは別に入場無料の常設展示があって、こっちも面白かった(こっちも空いてたけど)。こちらも紹介がありますが、いちばんキたのは「無響室」かなー、ってそれ作品じゃないし。部屋の6面を全て吸音材で囲んであるアレですが、すごかった。「無音が聞こえてくる」と表現するのが相応しいような気がします。中に入ってドア閉めないと無音状態は体験できないのかなと思ってたんですが、ぜんぜんそんなことないです。部屋の外から無響室の入り口に近づくにつれ、だんだん、「無音が大きくなる」のが判るんです。そっちのほうに、すごく、音がしないところがある、という感じ。無響室の側で目を閉じてぐるぐる回ってみても、どっちに入り口があるかすぐ判ると思う。中にはいると無音さで耳が痛い。取り残されたような不安な感じ。聞こえてくるのは体内のノイズばかりです。


というようなのを見て、まぁ面白かったかなー、ってことで退却。レストラン街でなんか食べようと思ったんですが、人のいないっぷりがまたすごい。いなさすぎる。秋葉原クロスフィールドより全然いないよ! きっと平日は賑わってるんでしょうけど、あれじゃ休みの日は確実に赤字ではないだろうか。個人的には空いてる店は歓迎ですが。