すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

すごい本を読んだあと

すごい本を読んで、けれど書評っぽくまとめるのは時間かかりそうなので、これは急いで紹介だけでもしとかないと、と思い、読んだ!ってだけのエントリを書きました。なんかいっぱいブクマされたw あのうちの何人かが読んでくれて、ちゃんとした書評書いてくれるといいなぁ。

でも、そういうのが書きにくい本かも。内容の大半は「いま脳科学でここまで解ってる」って話で埋まってますからね。池谷さんによる考察もあるけどわずか(でも重要)。そうそう、急いでて書き忘れたんだけど、あの本の凄さは、著者の池谷さんの「最先端の科学を超解りやすく語り下ろす能力」に負っていると思います。前、「脳はあり合わせの材料から生まれた―それでもヒトの「アタマ」がうまく機能するわけ」を紹介しましたけど、あれはこうはなってないもんな。まぁ向こうの人って書くものってだいたいそんな感じですけどね。

本に書かれていることが、いつか新しい常識として社会に定着するのかなぁと思う。誰だって自分の頭で考えて行動している、というのがいまの常識。しかし、そんなのは嘘だぜというのが脳科学者たちの常識で、科学的態度を取るなら間違いなくこちらが「正しいものの見方」だ。けれども、今のいま、脳科学者たちのそれを自分のソレとすることにどんな意味があるんだろう。世の中で生きづらくなるだけの気もするw まぁ、心配せずともそんなに簡単に自分自身の思想信条を更新できはしないだろうとも思えますが。

それにしても。もし自由意志が存在しないならそれは運命論だと単純に考えていたんですが、違うんですね。その2つの間にはスキマがあって、どうやらそこに正解が潜んでいるらしい。人に語れるようにうまく整理できるだろうか。2周目を読み始めました。