すべての夢のたび。

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自分の会社でなくてよかった

 先日,キヤノン電子の酒巻久社長に,桜が満開となっていた同社の秩父工場(写真1)を案内していただいた。酒巻社長は『椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!』(祥伝社)の著者であり,職場から「いす」をなくすという大胆な改革を実行した人である。秩父工場内には,応接室など一部を除き,会議室にも,開発部門や管理部門のオフィスにもいすがない。もちろん,社長室にもないという。


これはすごいですねー。晒しage気分で記念カキコw 「椅子がなく全員立って仕事をするオフィス」に「5mを3.6秒以上掛けて歩くと警報が鳴る廊下」。取材した人も本気で「評価に値する」とか言ってるのかな。ネタ? 褒め殺し? まぁ、キヤノン製品を見る目が変わりましたよ。

こういうふうなシステムになってしまうことに社員から反対はなかったんですかね。そこが不思議。そして、社長が何を考えているのかも不思議。これ、社員から尊敬はされないですよね。それでも構わないのか。それとも、本気で「社員のためになる」とか思ってやっているのか。気になります。

でもこれも、アリなのかな。ちょっと前に、考えていたんです。「お金持ち」であることは本当に楽しいんだろうか?と。「お金持ち」のお金って、結局、大量にいる「シモジモ」から少しずつ掻き集めてきたものじゃないですか。商売で儲けてやろうと考えたら、「シモジモ」が何を考えているのか、何を好むのか、気紛れな奴らにどうやって取り入ろうか常に気にしていなくてはいけない。それってつまり「シモジモ」に仕えてるのと同じこと、ですよね。そして服も靴も家具も食べ物も、結局奴らのつくったものだし、みたいな。って考えると、「お金持ち」もかしずく「アーティスト」になるのが楽しいのか、または、「シモジモ」を徹底的に奴隷として扱うのが自分を満足させる方法なのかなー、とか。どうなんでしょ。

社長室にも椅子がない、って書いてありますけど、痛いニュースに社長が椅子でくつろぐ写真が暴露されてましたね。これだけ叩かれて、どういう気分でしょうか。