ウォークマンW買ってきた

秋葉ヨドバシは11日入荷予定だったので、予約して会社帰りに取りに行ってきました。

SONY ウォークマン Wシリーズ ヘッドホン一体型 2GB ホワイト NWD-W202/W

うん、気に入った。ぼくにはこれで充分です。

音質。コイツはWALKMANシリーズに使われている高音質化技術、いわゆるクリアオーディオテクノロジーは何も採用されていません。でも特に問題が感じられるような音ではなかった。いま使ってるイヤフォンは同じくソニーのMDR-EX300SL、あのドライバー垂直置きのやつですが、あれと比べても充分低音も出てる。まぁエージング後どうなるかはわかりませんが。口径は13.5mmですが、筐体を使って低域をかせぐような設計になってたりするんじゃないかと想像。ただし、耳に当たる部分は昔のMDR-EX90SL同様、写真でもわかるかもですが、開口部がありまして、ここから音が漏れる。そこは注意が必要そうです。

装着感は悪くない。とても軽い。頭を振っても落ちるようなことはありません。眼鏡を掛けていてもぶつかることはない。装着後、本体の角度を微調整して、イヤーピースに隙間ができないような位置を探す必要があるかも。でも慣れれば平気と思う。

操作性。ここが一番好みが分かれるところでしょう。コイツはiPod shuffle同様、液晶ディスプレイを持っていません。スイッチ類は「ジョグダイヤル」「ボリューム」「SHUFFLEスイッチ」だけです。ジョグダイヤルを押すと再生、もう一度押すと停止、回すと曲送り/曲戻しです。問題は、ぼくはマニュアルを何度も見たのですが、どうもコイツにはアルバム単位のスキップという機能は存在しないらしいことです。まぁ2GBという容量からもそうなのですが、今聴いてるアルバムだけ入れとけと。それかシャッフルにしてランニングでもしてこいと。そういうことなんだろうと思います。

その代わりに？「ZAPPIN再生」という機能があります。ジョグダイヤルを長押しすると、シュワ〜ンというエフェクト音とともに女性の声で"Zappin in."と聞こえ、ZAPPIN再生モードに入ります。あらかじめSonicStageで解析した曲のサビ部分を4秒だけ再生して、またシュワ〜ンエフェクトと共に次の曲にスキップ。聴きたい曲まできたところでもういちどジョグダイヤルを押すと"Zappin out."と聞こえ、その曲の頭から再生が始まります。ってもアルバム詰め込んだら聴きたい曲が来るまで相当時間かかりそうだし、やはりそういう用途には向いていない感じです。

で、ぼくが今回これを買おうと思った最大のポイント。こいつは、SonicStageを介さないでドラッグ&ドロップで曲の転送が可能です。つまり、Macでふつうに使えます(XシリーズもD&D可だけど高い)。MacにつなぐとUSBメモリのアイコンが出るので、iTunesのフォルダから曲をコピーしてやればOKです。8階層まで認識するとのこと。ただしMacはSonicStageが使えないのでサビ解析はできず、ZAPPIN再生は固定で曲頭から45秒部分を4秒、になります。そしてなんだか、Finderで見るとルートによくわからないファイルが大量にあって、これ間違って消したら動かなくなっちゃうのかな……とちょっと不安。本体側インタフェースはUSB miniBです。専用スタンドが付属しています。あ、ファームウェアアップデートも可能な作りになっているみたいです。是非なんとかしてアルバム単位スキップを実装してほしい。

というようなふうでした。定価9,980円だし、これはなかなか悪くないぜ！と思いますよ。