すべての夢のたび。

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「iPhoneは必要ない」という誤り

発表されたばかりのNexus Oneが、日本の技術規準適合証明を通過していることが明らかになりました。総務省が本日付けで発表した「技術基準適合証明等の公示」にHTCのPB99100という型番で掲載されています。証明通過、日本上陸決定! というわけではありませんが、こうタイミングが良くては夢想するなというほうが難しいところです。


iPhoneに引き続き、Nexus Oneまでソフトバンクから出てきそうな気配。すでにiPhoneを持っている人には選択肢が増える良いしらせ。DoCoMo/auの人たちは、また乗り換えない理由探しでしょうか?

ちょっと前に「iPhoneやめました」というエントリが話題になっていました。記事中でも同じようなことが言われていましたが、iPhoneに乗り換えない人が挙げる理由のなかでも特に多いものが「別に必要ない/なくても困らない」というものです。

でもそれは、違うんだよ、ということを申し上げたい。そういうものではないんです。「必要ないから」という言い訳は、進化論を間違って覚えていることを告白しているようなものです。キリンの首は「高いところにある葉っぱを食べる必要があって長く伸びた」のではないのですよ。

進化ってーのは、そうやって始まるものじゃない。突然変異がまず起きる。何の役に立つのか解らないようなものがまずパッと出てきて、そこから、それに使い道が見い出され、生き残り、やがて洗練されていくわけです。ほらだって、何の役に立つのか解らないものがてんこもりの「ガラパゴス」がもうあるじゃないですか(笑)。必要のあるなしが先にあるわけではない。新しいものを拒んでいては進化も始まらないのです。なくても困らない、ではなく、あると変わる、なんです。

チャンスなんじゃないかなぁと思いますがどうでしょうか? まだNexus Oneも出るって確定したわけじゃないですが、「ソフトバンクだから」というのも、言い訳のなかではかなりつまらない部類の気がします。たかがそんなことで、機会を逃して、もったいないですねーとしか。ぼくは、「どっちのほうがいいのかなぁ」という贅沢な悩みを抱えつつ暖かくなるの待ちたいと思います。いっそ両方ってのもアリかもしんない……?