すべての夢のたび。

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1万円損した?

任天堂は28日、携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の希望小売価格を、現在の2万5千円から1万5千円に値下げすると発表した。値下げは8月11日から。値下げの理由について、任天堂は「年末商戦に向け、販売に勢いをつけるため」としている。海外でも7〜9月の間に値下げする予定。

「ニンテンドー3DS」は2月26日に日本で発売。ただ、直後に発生した東日本大震災で携帯型ゲーム機市場が失速したこともあって、販売不振が続いていた。


今日はほんとうにいろんなニュースがあったのですが、まぁこれだけに絞ってw

発売後わずか半年足らずでの1万円値下げ。2.5万円だったから4割ですね。先に買った人に不信感を抱かせるに充分な額です。なんで値下げするかっつーと、売れてないからで、なんで売れてないかっつーと、まぁ3Dなんていらなかったんだ……ってことに尽きると思います。だってどのゲームも奥行き調整して2Dで遊ぶこともできるわけで、つまり3Dである必然性がなんにもないんですから。立体に見えてちょっと嬉しい、それ以上のものがここにはないわけです。それでも新プラットフォームを立ち上げてしまった以上売るしかない。苦しい戦いですよね。

んでまぁアンチが叩く。高いと言っては叩き、値下げしたと言っては叩く。それおかしくね? 理解不能だわ、高いの値下げなんだから喜べよ、という人を見かけましたが、別におかしくはないでしょう。矛盾してはいない。単に嫌いだから叩けるネタを見つけてはそうしてるだけです。まさかそんなこともわからないほど上品な脳をお持ちなのでしょうか?

値下げされる以前に購入した人には任天堂指定のソフトが20本無料でダウンロードできるサービスをするそうで、これをもって"神対応"とする声も上がってますが、どうかなーと思います。だって、誰にでも容易に想像可能な、それ以上の施策があったはずですから。そう、「1万円返金」です。こちらこそ、それ以上のものが考えられない、真の神対応でしょうね。できるわけない? できなくはないでしょう。例えばAppleだってiPadの値下げ返金をやったことがありますし。そういう施策が想像できるのに、現実はそうではないから、「損した」という気持ちが起こってくるわけです。もし1万円返金だったら、早く遊べた分「得した」になりますよね?

とかいう話をしていると、今日もなんども見かけたんですけど、「あなたは商品がその価格に見合うと判断して納得してお金を払ったのだから、損したなどと言うのはおかしい。そんなことを言うべきではない」という類の主張をする人が出てくるわけです。見飽きたわ。言いたいことはわからなくもないが、これは論理・理屈です。感情はそういうものに説得されはしない。だってさー、おめー、大切なお金握りしめて3DS買いに行った小学生の前で同じこと言えるか?と思うんですよね。そもそもの売り元が「コイツには1.5万の価値しかない」って宣言しちゃったわけですよ。そこで自分ひとり「いや、こいつには2.5万の価値があるんだ……!」って思い込むのは難しいでしょうに。

大して欲しくもないのに飢餓感から焦って買わないで正解でした。どうせ買ってもほったらかしだったでしょうからね。ゲーム機であれば、やりたいソフトがあるものを買うべきなのです。ないもんなー。今回の値下げで、売れて、ソフトがいろいろ出てきたら考える。それでいいんじゃないかと思います。