すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

千鳥ヶ淵のボート

ひとりでどこまで行けるか、というのが時々話題になります。居酒屋に焼肉、映画にディズニーランド、等々。

ぼくは基本的になにをするにもひとりなんですが、やはりいくらか行きにくい場所はありますね。でも映画なんかはひとりで行くもんじゃないかなーと思ってるんですがどうなのか。彼氏彼女と行くならまだしも、友達と行って、感動する奴見てべーべー泣くんですか? そのへんがよくわからない。ひとりじゃないと落ち着いて見られないです。


日曜は皇居外苑で本読んだあと、ジョギングする人たちとは反対方向に皇居を回って、神保町まで行きました。で、途中の、千鳥ヶ淵のボートにひとりで乗ってみた。ぼく以外にはひとりで乗ってる人はいませんでしたが。

一隻30分500円、1時間1000円。チケット売り場の係のおばさんに「ひとりですけどいいですか?」と聞いたところ、「ええ、ええ。ひとりで乗られる方もたくさんいらっしゃいますよ」との返事。たくさんかどうかは怪しいものだよな……と思いつつ券を買いました。

下に降りて乗り場の係のおじさんに券を見せると「お連れの方は後からいらっしゃるんですか?」と聞かれた。ひとりです、というと、ではどうぞ、ということで、手漕ぎボートを押さえてもらってる間に乗り込みました。券に印字された時間までに戻るようになってます。手漕ぎじゃなくて足でペダル回す奴もあります。それひとりはハードル高いなw

で、漕ぐわけですが、ぜんぜんまっすぐ進まないんだw 右利きなんで右側がうまく漕げやすい。そして左にどんどん曲がっていく。ときどき右手を休めてやらないとぐるぐる回ってしまいます。水中でのオールの角度が悪いんかなー?とか思って点検するけど別にそんなこともない。

オールを空中で戻すとき、うまく上がらなくて水面を引っ掻いてしまったりする、それもよくないらしい。しかし高く上げるには手で持ってる側を低く下げないといけないわけですが、脚にぶつかるんだよね。脚の位置はどうすりゃいいんだーとか。いろいろ改善すべき点は多いようです。



そうこうしてるうちに、千鳥ヶ淵の端のほうまで行ってしまい、堀の上の水面まで張り出してる木の枝に突っ込んだりして痛い。これひとりで行ってこっそり石垣から皇居に上陸できるんじゃないか……とか昔の忍者かおさむらい(適当)みたいなことを少し思いましたけど、そもそも石垣ってそういうの防止するためのものだろうし、無理でしたね、角度とか。

あっという間に時間が経過してしまい、頑張って漕いで戻る。一番難しいのが接岸な気がします。寄らないし、うまく回せない。他のボートにぶつかりそうになる。どうすんだこりゃーとかぐだぐだしてるうちに、係のおじさんが手を伸ばしてボートを引き寄せてくれました。なるほどな。

そんなふうで30分だとすぐです。1時間のんびりでも良かったかもしれない。堀は低い場所にあるのであんまり風も感じなかった。緑も綺麗だし、行き交う車やランナーを眺めながら静かにぼーっと(洒落か)するのにはいいかもなーと思いましたが、向こうからだと乗ってる人がよく見えるんですよね! まぁ井の頭公園のボートよりはひとり乗りしやすいと思いますよ。桜の季節でもなけりゃ人も湧かないでしょう。