すべての夢のたび。

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『レヴェナント』観てきた


これもう去年の7月の記事か。この記事見て、うっわーこの映画すげー見たいんですけど、と思ってたレヴェナントを観てきました。この映画でディカプリオはついにアカデミー賞の主演男優賞を受賞したそうです。

それでまぁこの映画、あんまりストーリーはないからぜんぶ言っちゃってもいいくらいだと思うんですよね。裏切りにあった男の復讐譚です。復讐譚だから、映画のクライマックスは復讐です。やらないまま終わったりはしない。やり返して終わる。

ディカプリオの演じる主人公はほとんど喋らないし感情をあらわにはしません。うちに秘めた深いものがあるものはわかる。でもそれが表にはみえてこないので、ぼくのような安っぽい人間にはちょっと共感しにくかったです。わからない深い動機に突き動かされて、あらゆる死線を乗り越えて復讐に向かう。

もうすごいですよ。ぼくが日本の阿呆な映画会社の宣伝マンだったら、邦題は『ディカプリオの死んでたまるか!』にしたと思いますよ。とにかく死なないんだもん。インディアンに襲われ、熊に襲われて瀕死の重症を負い、土に埋められ、川に流され、食べるものもなく飢えて、またインディアンに襲われ、吹雪に遭い、他のグループと戦い、ガケから転落し、でも死なない。すごい。そうした数百キロの道のりを、復讐したい一心となんかとんでもないっぽい体力でぜんぶ乗り切る。そして最後は復讐したいやつと一騎打ちです。でも死なない。

大自然の映像がとにかく綺麗でよかったです。地球ってこんなとこまだあるんだなぁって。そしてそんなとこにも人間が入り込んでいっていろいろやらかすんだなぁって思いました。あとインディアンのひとたちごめんねってのも思った。