- 2003年 ここ100年間でも屈指の出来
- 2004年 2004年のボジョレー・ヌーボーは大当たりの年でした。ただし、フランスでの収穫量は、平年の半分ほどだったようです。2003年ほどではありませんでしたが、2004年も大当たりの年でした。
- 2005年 ここ100年間でも屈指の出来
- 2006年 この2006年の作柄は、なんとあの数百年に一度の2003年に並ぶ【非常に良い】との評価が今や巷を駆け巡り、さらには、その複雑味は2003年をも凌ぐ!!、とも言われる素晴らしいヌーヴォーと出会える可能性が大
- 2007年 ここ数年のトップ5に入る素晴らしいもの
- 2008年 今年のは昨年よりも 素晴らしい品質のヌーヴォーが見込めそうです。
- 2009年 ボージョレ・ヌーボーが成田到着、過去50年でも素晴らしい出来?
2chで見たのですが、こうして並べると毎年のように素晴らしいワインが産出されていることが判ります。100年に1度クラスが連発。地球温暖化のせいでしょうか。
しかしよく見るとちょっと変な箇所があります。うっかりスルーしてましたが2007年。確かにウソを言っているわけではないのですが……。
というわけで、上記の情報から2003〜2009年のボジョレー・ヌーボーを、独断でよい出来の順に並べ直してみます。おそらくこんな感じでしょう。
2003>2006>2004>2005>2009>2008>2007
まず、2007年。「ここ数年のトップ5に入る」ってのは、「ここ数年では一番悪い」ってことです。もし3位なら「ここ数年のトップ3に入る」だろうし、1位なら「ここ数年ではトップ」でしょうからね。そして2008年は「それよりはましな程度」だと思われます。
2003年のトップは揺るがなそうです。100年に一度、しかも2006年では「数百年に一度の2003年」とまで言われ(数百年に渡り味を見続けているボジョレの主でもいるのでしょうか)、2004年からも「2003年ほどではない」と言われている。他からの参照が多いのが良いページ、とGoogle先生も言ってました。
2004〜2006年は、まぁ2006年がいちばん頑張ってそうだと。次が2004年。2005年は内容は2003年と同じですが、他の年から言及がない。つまりこれはかなり投げやりなコメントであると推測されます。
そして2009年は100年に1度ならぬ「過去50年」。もう入る場所は自動的に決まったようなものです。
……と、勝手にランキングしてみましたが、こちらのページにまた別のボジョレ評がありました。良ければとにかく「最高!」「100年に1度!」、あまり良くなければなんとか良い部分を探して褒める、というロジックで評されていると考えると、概ね上で引用したものとズレもないようです。