ほとんどの現代の学者によって支持されている「宇宙の膨張」に関しての有名な理論について、最近それに対して反駁することができる意見が出た。
ヴェッテリヒ博士は、原子から放出される光は、それらの成分、電子の質量に依存していると述べた。そして原子が重量を失う場合に赤方偏移があるという。
つまり、赤方偏移は単に原子が量のなかで減少した結果だという。
仮にこの仮定が正しければ、宇宙は膨張していないということになる。
宇宙が膨張している証拠とされる赤方偏移はほかの理由でも起きるかもしれない、という話らしいです。「原子が重量を失う場合」ってどんな場合なんですかね。
しかしブコメによると、「ネイチャー誌に発表された」ではなくニュースとして取り上げられただけで、しかも非査読論文だそうです。そういう論文出した人もいるみたいよ〜レベルってことか。
ところで、引用したエントリ中では、宇宙が膨張していないなら宇宙は始まりもなく終りもない、というふうに話が進んでいきます。
つまり、「何もない」ところから「何かが生まれる」ということはない、と。
『この可視世界に始まりと終わりがあるとはどうしても考えることはできない』
もっと短く表現しますと、
宇宙に始まりはない。
そして、宇宙には終わりはない。
これがすべてだと思います。
これ以上のどのような考えも私には馴染まないのです。
馴染まない、か。おそらく、馴染むか馴染まないかはその人のそれまで培ってきた生の有り様によると思うんですけどね。「始まりも終りもない」と「無から有が生ずる」のどちらが受け入れやすいだろうか。
ぼくなどは後者のほうが楽ですね。「無から有が生ずる」のはゼロを1と-1に分けるイメージで、それは可能な気がするんですよ。「始まりも終りもない」って言われると、じゃーそれをどっから持ってきたんだ?って考えてしまうんです。とは言え、「無から有が生ずる」も、最初に"無"が在った、ということになってしまい、無すらなかった、という状況とはちがうわけですが。結局おなじか?
まぁどっちにしろこの辺はたぶん、人間の脳では理解できない話なのか、言語の制約上表現不能な話なのか、そんなもんなんではないかと思います。