先日のエントリ「なぜいつも「途上国の子供」の話が出てくるのか？」について、BookerWatcherさんからこのようなブクマコメントをいただきました。（この人のブクマはこういった感じのものばかり。ノイジー・マジョリティ？）
http://b.hatena.ne.jp/BookerWatcher/20061106#bookmark-3164260
[Bookmarker][仕事中毒][ネット依存][ブクマ感情][口語体][営業活動][思考停止][従服姿勢][これだからIT系の理由][ブロガー間のDV]ブロガー特有の自体優越感を孕んだ「思考停止」という語を用い取り上げ、その割に社会的秩序まで考え至る事は必ずしも良とするでもなく内輪話的なのも仕方無とする。やはりブロガーに言論の自由の"精神"はない
特殊な一例を取り上げて「やはりブロガーに言論の自由の"精神"はない」とか一般化されても他のブロガー様にめいわくなんじゃないかと思った(笑)。
で、言論の自由の“精神”って、好き勝手言うのが言論の自由ってわけじゃなく、自分の主張に対して論証責任を果たせ、ってことかなぁと思ったので、そう仮定します。ぼくがなぜあのようなエントリを書けるのかというと、社会的秩序などは別にどうでもいいと思っているからです（メモ。このエントリを書いている現在より少し前、はてブでは「どうでもいい」とはどういう意味かについて語るエントリが流行っていた）。貴方と私は、というより、ほとんどの「あなた」と「ぼく」は、見ているものが違うのじゃないかと思う。より多くの命が生き残ること、社会が発展・拡大し続けることを単純に是とする価値観を自分は持っていません。（むしろ現在は、日本も世界も、人口は減ったほうがいいんじゃないかなぁと思う）
そういう人が書いてるブログなんで、通りすがりの人に突っ込まれやすいのは致し方なし、かな。
人類がどうなろうが、どうでもいいです。正確に言うと、良い未来であればより望ましいが、そうはならずに滅んでしまっても別に構わない、なんとも思わないよ、ということです。結果が悪かったからって過程の全てが否定されてしまうわけでもないしなぁ。もうすでに「いいもの」は充分ある・見たと思うんだけど。
ただ、個人的には「どうでもいい」のですが、自分に関わりがある人が「どうでもいいでは困る」と考えている場合だけ、ちょっとそっちになびく、かも知れない。なにかしようとするかも知れない、好きな人や気になる人のためならね。あれは「寄付したほうがいいよー」というエントリじゃなくて、partygirlさんのエントリを見てちょっと応援したいねーと感じた気持ちが結晶化しただけのものです（実際応援になっているのかは微妙）。
そんなふうに、人を動かすのは論理じゃなくて感情なんじゃないかな。（死ぬ死ぬ詐欺の件はとりあえずおいといて）難病の日本人の子供の話を聞いた。かわいそうだと思った。寄付しようと思った。「難病の日本人の子供ひとりを救うお金で途上国の子供が何人救えると思っているんですか」と言われた。……途上国の子供に寄付した、として。最初の「難病の日本人の子供の話を聞いてかわいそうだと思った」その気持ちは、いったいどこにいけばいいわけ？
