僕たちはずっと うつむき加減であるいていた
目の前にあるものしか見えなくなっていた
けれど いつか 鳥の声がその耳にとどく
そよいだ風が 頬をなでて通っていく
僕たちはふっと顔をあげ そして
ビルの間から見たなつかしい空には
まばゆい光があり あふれる色彩があり
まるではじめて見るかのような様々な雲があった
僕たちは目を見はり 息をのんで そして
「そして、言うんだ。『これって地震雲?』」
「そんなとこだろうと思った」
僕たちはずっと うつむき加減であるいていた
目の前にあるものしか見えなくなっていた
けれど いつか 鳥の声がその耳にとどく
そよいだ風が 頬をなでて通っていく
僕たちはふっと顔をあげ そして
ビルの間から見たなつかしい空には
まばゆい光があり あふれる色彩があり
まるではじめて見るかのような様々な雲があった
僕たちは目を見はり 息をのんで そして
「そして、言うんだ。『これって地震雲?』」
「そんなとこだろうと思った」