すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

目に映るものすべてが

僕たちはずっと うつむき加減であるいていた
目の前にあるものしか見えなくなっていた
けれど いつか 鳥の声がその耳にとどく
そよいだ風が 頬をなでて通っていく
僕たちはふっと顔をあげ そして
ビルの間から見たなつかしい空には
まばゆい光があり あふれる色彩があり
まるではじめて見るかのような様々な雲があった
僕たちは目を見はり 息をのんで そして


「そして、言うんだ。『これって地震雲?』」
「そんなとこだろうと思った」