すべての夢のたび。

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こりゃ、噛みついてくれと言っているようなもの

入試問題で「ひめゆり学徒体験談は退屈」 青学高等部

  青山学院高等部(東京都)の今年2月の一般入試の英語で、ひめゆり学徒隊の沖縄戦体験者の証言を聞いた生徒が「退屈だった」と感じたという趣旨の長文読解問題が出題されていたことが分かった。同校は「配慮を欠いた問題だった。深くおわびしたい」としている。


どんなに悲惨な話、深刻な話、切実な話、であっても、「これを聞いたら、こう感じるべきだ」と強制してはいけない。それをやってしまったら戦争中と変わらないのではないかと思います。ただ「不遜」に敏感なひとは多い。ひめゆりを「退屈」と、そう感じた自分を恥じる必要はないけれど、善いひとたちの前で口にするのは、ましてや入試問題にするのは、うかつに過ぎます。

ひめゆり同窓会東京支部の常任委員で、関東一円の小中学校などで語り部をしている上江田千代さん(75)は「亡くなった同窓生たちに大変失礼だと思う。そういう感想を持った人がいたとしても、それを入試の問題にする感覚は理解できない」と残念がった。


強調部分はわたしです。むしろ、当事者のかたのほうが冷静で頭が下がります。


当ブログの運営ポリシーの「責任事項について」ですが、「当ブログをあなたが閲覧し、また当ブログにあなたに無関係でない記事が掲載され、その結果発生したあらゆる事象について、わたしは一切の責任を負う準備があります」の一文を入れてあります。もちろん、こんなものはあえて書くまでもないのです。文章を書く以上、いいえ、この世で生きていく以上は、当然のことなのです。責任を負う準備があろうがなかろうが、このニュースのように、取るべきときには責任は取らされるのです。うかつなのはいけません。