すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

事前面接について考えるふり

以前、はてなの質問「派遣先企業での事前面接は違法である」というような文章を見ました。そこで初めて「事前面接」という、なんだか不思議なことばを目にしたんでした。違法だという「事前面接」。それはいったい、どういったものなのかと。「事前面接」のあとに「本面接」があったりして、2回やるのは禁止とか?


「事前面接」でググると大量のページが引っかかってきます。なかには“違法! 百害あって一利なし!! アタマにきちゃう事前面接”なんてものも。そのうちのひとつ、All Aboutの「派遣スタッフの事前面接は・・・」という記事に、


現在、労働者派遣法では、
事前面接、履歴書の送付、若年者に限定することなどを
「派遣労働者を特定することを目的とする行為」
として禁止しております。

とありました。履歴書の送付が禁止? なんだそりゃ? 「派遣労働者を特定する」というのも、何を言いたいのかよくわからないですし。で、検索で出てきたほかのページなどもいくつか回ってみたのですが、どうやら、「事前面接」とは、「面接」のことを言っているようです。自分はなにか激しく勘違いしているのだろうか?(と、この時点では思っていました) 面接が違法? 面接って、するじゃん?

だって、アルバイトは、面接しますよね。もちろん正社員も面接する。で、派遣社員の場合だけ面接が違法とは、いったいどういうことなんだろう? 面接なしで得するのって派遣元だけじゃん? またなんか、自民党か? 大手派遣会社が親族企業か?とか思いました、短絡的に。


だいたい、うちが特別に不幸なのかもしれないですが、派遣されてくるプログラマは「困難な人」が多いです。なんていうか、ほら、よく死んでますよね、事故で。こう、「制限速度をオーバーして」「カーブを曲がりきれず」「無免許で」「ハンドル操作を誤り」「赤信号を無視して」「対向車線にはみ出し」「トラックと正面衝突し」「ガードレールに激突し」「街路樹に激突し」「民家のブロック塀に突っ込み」「頭などを強く打ち」「全身を強く打つなどして」4人全員死亡、みたいな、そういうひとたちがよく就いてる系の職業。そちらにお行き遊ばしたほうがよろしいのではないでしょうか?というようなかたがたがお越し遊ばして、こー、ヘルプファイルのサンプルソースをコピペして、スパゲッティの再発明をおやらかし遊ばすわけですよ。やめてくださいな、マジックなソートアルゴリズムでCPUを占拠するのはと。エラー処理という概念のないプログラムを作成するのはと。コンパイルが通ったら「完了しました」と言うのはと。

と、思うんですが、だめなのか面接は? だいたい派遣元が「プログラマ」って宣言したらだれでもプログラマだからなー。ふつうの事務とかなら、できる人とできない人で効率が10倍違うとかまぁ、ほとんどないでしょうけど、プログラマって100倍違うプログラムを作っちゃうとかがあるじゃないですか。あるいはいないほうがまだいいみたいな。面接違法とか超イミワカンナイです。って思って、さらにいくつか「事前面接ダメ」系ページを見てたら、こんなような記述が。


「派遣スタッフの能力は、派遣元企業が保証する」


うわぁ、そうだったのか。派遣元ってそんな機能があったんだ、と、愕然としました。単なるブローカーだと思ってた。いやー、だったら、「4人全員死亡」みたいな人を送り込んでくるなよ……と思うんですが。あと「抱き合わせ販売」とか(いい人1につき困難な人以下略)。保証するってもさー、いっくら「大丈夫だから、この人は!」って仲人のオバチャンが言っても、会わずにケッコンできるか!?と思うんですがどうなのよ。


派遣元を信頼してないんだな、うちの会社は。や、業界自体が問題だらけなのは重々承知ですよ。せめてプログラマも免許制にすればいいのに。と、面接には駆り出されるが決定権のない人は思いました。