すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

アキバの保守派たち

 最近、アキバPCショップの店員氏から「アキバの来客者の傾向が変わった」という声が上がるのをよく聞く。

 昨今の秋葉原ブームにより、来店する人の数は増え、週末の混雑ぶりも今まで通りかそれ以上となった。ただし、PCパーツにあまり興味のなさそうな人の来店も多く、じつのところ売り上げには直結していないような気がするといい、個人アキバユーザーによるブログにも「最近アキバは居心地が悪くなった気がする」という投稿を見ることもある。


確かに、そりゃもうぼくは昔からそれなりの頻度で秋葉に通ってるけど、PCパーツ屋はほとんど行かなくなりましたね。もちろん今のPCだって自作だし、CPUだってオーバークロッカーとして486/33時代から何回交換してきたかわかりませんが。

ちゃんと考えると、やっぱり「安定志向になった」ってことなのかなぁと。もう、ふつーのMMORPGなんてやる分には充分な性能のPCを持っちゃったら、パーツのひとつふたつ交換した程度で相性問題とかぐだぐだやるのイヤなんですよね。昔はあやしいジャンクパーツ突っ込んだり、設定ちょっと変えて再起動、とかやるのも楽しかったけど、いまはそんなヒマあったらネットやゲームしてるほうがいいっていうか。OSも複雑化してるし、うまく動いてるのあまり触りたくないじゃないですか。

あと、途中からパーツがよくわかんなくなった。そう、星野金属が高級ケースいろいろ出してきたあたり。だいたいケースなんてPCの性能に関係ないし、金掛けるもんじゃないでしょう?(というあたりが非常に、服に金を掛けないオタ的発想につながりそう) で、電源だって昔はタダ(=ケースに付属)だったわけですよ。それがなに? 今はケースも電源も万単位が当然ですよね?(と言いつつうちのPCも星野のケースでエナーマックスの大容量静音電源だったりするわけですがごめんなさい) それでしまいにゃ電飾パーツに7万も8万もするビデオカードって、そんなん誰が買うんじゃいと。もうぼくはターゲットとされてないですよね?と思う。

一般的な理由としては、もう何度も言われてるけど、メーカーPCが十分安価になって自作のメリットがなくなった、ってことでしょうね。PCはやっぽりふつーの人には難しいですよ。トラブったら知識ないと解決できないですしね。そのリスクを負ってまで好きなパーツで組むメリットは、趣味の領域の外側にはもうないんでしょう。んで、PCパーツは金掛けてもすぐ陳腐化しますしねー。ほんと、シュミでないとできない。そのうえ実は(?)ヨドバシでもパーツ売ってるんですよね。店員の知識はどーだか知りませんがぼくには不要だし、ポイントつくし。


まぁでも、エロゲの動作スペックに「PentiumIII 500MHz以上推奨」とか書くのそろそろやめね?とは思いますね。そんなCPU(もう)ないですから。え、開発機がそうだとか言わないですよね。